雨の匂い
久しぶりの雨の朝。
濡れるの嫌だなー
なんて思いながら家を出たけれど、
涼しくて思いの外気持ちがいい。
これくらいの気温がいいなあ〜
そう思って電車に乗ると
もあぁ〜
なんとも言えない、あらゆるものが入り混じった匂い。
頭の匂い、汗の匂い、足の臭い、服に残った匂い、その他色んな匂い…
あまりにも澱んだ臭いに思わず、眉を寄せてしまう。
おまけに、人が多いので暑い。
空気の入れ替えできてるのかな?
外気が低くても、車内は冷房入れようよ、と思った。
人混みの雨の匂いは、その入り混じった匂いに蒸される感じで、あまりいい匂いとは言えない。
でもこれは雨の匂いではなくて雨の日の匂いだ。
雨自体には、基本匂いがない。
雨の日の匂いは、こういった密閉空間の中や、コンクリートに囲まれた世界では、いいことはあまりない。
しかし山の中では、雨に降られるとちょっと残念に思うこともありつつ、雨の日の良さも感じる。
雨の朝は、一層空気がひんやりとして気持ちがいい。
山の緑が喜んでいるようだ。
うっすらと漂う霧も、幻想的な雰囲気を出して、特別な場所にいるような気持ちになる。
雨の匂いというより、雨の日の空気が、とても気持ちいいのだ。
小学校5年生の時、宿泊学習で山の中にある少年自然の家に行った。
今日はオリエンテーション、という朝に雨だった。
カッパを着て、オリエンテーションをしたのですが、その朝のしっとりとした綺麗な空気と緑の美しさ、霧が神秘的な雰囲気になって、とても素敵だと感じた。
色んなことをした宿泊学習で、いちばんの思い出が、その朝の風景だったことを思うと、相当感動したのだろう。
早朝の山寺や木々に囲まれた神社の清々しさに、雨が重なっても、また素敵だ。
晴れた日もいいけど、雨の日も悪くない。
晴れの日とは違った景色を見せてくれる。
雨が降ったら、
傘持たなきゃ
濡れたら嫌だな
洗濯物乾かないな
髪の毛が、広がっちゃうな
なんて思うけど、緑が、地球が
雨を必要としている。
そして人間の生活も、やはり雨は必要だ。
近年多くなった豪雨などは困るけれど、普通の雨くらいなら、むしろ
ありがとう
という気持ちで迎えたい。
植物に水を与える。
川の流れを良くしてくれる。
汚れた地表を綺麗にしてくれる。
そして
地面を冷やし秋へと進ませてくれる。
この星に生命を与え、育ててきた雨。
そんな雨に感謝しよう
なんて思っていたら、雨は上がった。
虹は見えるかな?
昨日が雨でしたので、こんな記事を書きましたが、またしばらくは、たいした雨は降りそうにありません。
今朝方いつもの布団では寒くて目が覚めました。
予想気温は28度ですが、朝はすぐ涼しくて気持ちがいいです。
この頃は寒暖の差が激しくて、体調を崩しがちです。
そういう私も少し鼻をグズグズいわせてます。
油断しないで、衣類や寝具の調節等で体調管理をちゃんとしていきたいと思います。
皆様も、お気をつけください。