三匹の娘ブタ 6「混浴露天風呂は楽し」
三匹の娘ブタ(コブタ)とは、学生時代コロコロと太っていたミクジとヒトミとセイコの仲良し三人娘の思い出にフィクションを加えたお話です。
ミクジ達、三匹の娘ブタちゃんたちは、今日は男女8人、車2台に乗りあって、別府温泉にやってきました。
そこは別府鉄輪(かんなわ)の、温泉旅館。
そこの露天風呂は、この時期、
ボンタンをお湯に浮かべた
ボンタン風呂になると言う。
ボンタンって知ってますか?
大きな、皮が厚いみかんです。
実は私、全てのみかんの中で、ボンタンが一番好きです‼️
高知県の文旦、鹿児島のボンタン、熊本の晩白柚。これらが大好きすぎるくらい好きです❤️
まあ、それは置いといて…
実は、この露天風呂、混浴です。
そんなところに若い男女8人…😳
何を想像してるんですか⁉️
この露天風呂は、脱衣所は男女別々です。
そこでそれぞれ支度をします。
そしてまず、娘ブタちゃんたち女性(メス?)陣が露天風呂にやってきました。
そこには、数えくらないほどたくさんなボンタンが浮いた露天風呂が❗️
思わず、うわぁ〜と歓声が上がります。
広さも横に長くて10メートルくらいはあったと思います。
大喜びでお湯に浸かります。
もちろんタオルはお湯につけてはいけません。
ちゃんと体を洗ってから入ります。
髪が長い人は、結びます。
当然ですが、お風呂で走ったりしてはいけません。
そんな公衆浴場のマナーは、ちゃんと守る娘ブタちゃんたちです。
皆が肩まで浸かると、ヒトミが大声で
「いいよー!」と叫んだ。
すると、裸になって脱衣所で待機していた男性陣。
腰にタオルを巻いて、ミクジ達が入っている横を、寒そうに、そしてちょっと恥ずかしそうに、なぜか一列に並んで歩いて行って、奥の方に浸かりました。
その間女性陣は、湯船の中で体育座りのように膝を抱えて座り、しっかりガード。
とはいえ、こちらを見る勇気があるヤツは一人もいません😅
ようやく男性陣も、お湯に浸かります。ちゃんと浸かるまでは、女性陣も背を向けて待っております。
すると、ボチャン!
近くで水飛沫。
なんとボンタンが一個飛んできた。
もう!
何すると⁉️
女性陣も、上半身が出ないように気をつけつつ、近くのボンタンを投げる。
ボンタンを投げてはいけません‼️
お風呂で騒いではいけません‼️
ああ…
公衆道徳を守る娘ブタちゃんたちのはずが…
自分達以外は誰もいない露天風呂。
大丈夫だあ 😁
男性陣のあるところからは少し距離があるし、 湯煙とボンタンで、
そんなに見えるわけでもなく、
いい気になってボンタンを投げ合う。
しかし、先にお湯に入り、肩までしっかり浸かっている女性陣は早くものぼせ気味。
もー出たいー!と言いだす、
入ってきてまだそんなに時間が経っていない男性陣は、まだあったまっとらん!と言うが…
女は出てからが時間かかるんだから、うちらが出てからもう一回入ればいいやん‼️
と言う、女王様の一言で、
男性陣は又も腰にタオルを巻き、一列に並んで、女性陣の前を通り過ぎて一旦脱衣所へ。
それをみて又笑ってる女性陣。
こんな時、男性は絶対女性の方見れないのに、
女性は平気で見るからな👀 笑
うわーのぼせた。
でも気持ちよかったね〜
と言いながら、脱衣所に戻ると、
薄い壁の向こうに、
出たよ〜
もういいよ〜
と叫ぶ。
そのあと男性陣は、ようやくゆっくり、ボンタン風呂を満喫出来たであろう。
ポカポカになった8人は、風呂上がりにラムネをシュワーと一気に飲んで、しばらく卓球をして楽しんで帰りました。
運転してくれた2名、ご苦労様。
あとの6人は爆睡です 😴😴😴😴😴😴
これまでの、三匹の娘ブタは、こちらのマガジンに収録されています。