私が偉いと思う人
昨夜はすごい風雨で2度も目が覚めました。
今朝はもう晴れです。
水溜りに映った青空が綺麗です。
あの豪雨が通勤時間じゃなくてよかった😊
今朝ふと思い出したことがあります。
二十代半ば、県の機関で3ヶ月嘱託をしたことがありました。
その時、その春に大学を卒業したばかりの男の子がいました。
その彼に対して、多分30代か40代だった上司の人が言った言葉です。
いろんな人がお前に頭を下げてくるだろうけど、
絶対に勘違いするな。
それはお前に頭を下げてるんだじゃなくて、お前の役職に頭を下げてるんだからな。
県の職員は、市町村や、事業を請け負う会社などに、指示をしたりすることが多いので、どうしても上から物を言う機会が多いのですが、
そこで、勘違いしてしまう事がないように、常に謙虚でいろ、と言うことのようでした。
わたしは、そう言う事を教えてくれる、その上司の素晴らしさに感心して、ずっと心に残っていました。
その時に入った男の子は、今は立派な管理職くらいになっているのではないかと思います。
世の中、勘違いしている人、沢山いますよね。
仮に本当に、偉かったとしても、本当に偉い人は謙虚です。
その後10年弱だった頃、大学の時に専門にしていた仕事を、嘱託ではありましたが、する機会がありました。
その時に、何と大学でその専門の教科書を書いていた人物と会うことがありました。
私の教授も、結構名を残してる方でしたが、その教授が、バイプルのようにして使っていた教科書を書いた方です。
もう緊張して、でもワクワクして、その時を待ちました。
その教授が、私の職場に来て、そこにいる専門職の方と色々話をした後で、私に声をかけてきました。
私は嬉しくて、
教科書で勉強させていただきました‼️
というと、私の教授のことも知っていて、嬉しそうに微笑まれました。
その後、その職場で私が思ったこと、感じた事を尋ねられ、
私みたいな初心者の思うことですけど‥
というと、
そういう方の意見にこそ、発見があったりするもんです。
専門職の人は、思い込みや偏った考えになってしまうことも多いから…
と、丁寧に聞いてくださりました。
とても腰が低く、帰る時もこちらが見てくださいと頼んで来ていただいてるのに、
良い物を見せていただいてありがとうございました
と丁寧にお礼を言って帰っていかれました。
学問的に偉いのはもちろんですが、人間的な偉さにも感服しました。
その当時、その職場の嘱託員たちを指導する立場にあった二人の内、一人は大学の先輩で、すごく勉強していて、人間的にも素晴らしい人でした。
しかしもう一人の人は、仕事の指揮はしておりましたが、専門職ではありませんでした。
そのため、私が、
これは◯◯じゃないですか?
とか
これ、こうしないとまずくないですか?
というのを嫌いました。
でも私としては、ここで気づかないと、大切な発見が見落とされてしまう、という、私にとっては耐えられない事でしたので、どうしても言わずにはいられない。
もちろん言い方考えて、下手に出て言ったつもりなんですが…
いじめられました。
もう一人の方が守ってくれて、辞めず済みましたが、
彼こそ、先生先生と言われて勘違いしている人。
自分が指導はしても、人に自分が知らない事を意見されるのはプライドが許さない人だったように思います。
その後私は、後輩はできても、人に指導する立場にはなっていないので、勘違いしようもありませんが、
パートや事務でも、長くいると、後から入ってきた若い社員に、かなり横柄な態度で接していた人もいました。
どんなに長くその職にいても、
どんなに年下の子が入ってきても
常に謙虚で、優しく、適切な態度で働いていきたいと思っています。
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