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白糸の滝に行ってきました。

先日の日曜日、涼を求めて白糸の滝に行ってきました。

白糸の滝は、何ヶ所かあるようですが、私が行ったのは静岡県の白糸の滝。
昭和11年に国の名勝及び天然記念物に指定され、昭和25年10月には「観光百選滝の部」で1位に選ばれ、
現在は、世界遺産になった富士山の、構成資産の一つとなっている滝です。

ここは、私たちの生活圏より2〜3度気温が低いと聞いたことがあります。
本当にたまにしか行きませんが、行くたびに心地よさを感じ、ずっといたいような気持ちになります。

私の住んでいるところからは、ちょっと距離がありますが、新東名から西富士道路を通って行きました。

富士宮の街の中を抜けて、道は緩やかな登り坂。
しばらく走ると、
白糸の滝の看板がありました。

そこで西富士道路を降りて、またしばらく走って、ようやく到着しました。

駐車場に車を停めて、入り口に向かいます。

白糸の滝への入り口

駐車場は有料ですが、白糸の滝は、ちゃんとした入り口はあるけど無料です。

入り口に地図

駐車場からは、まあまあ歩きます。
でも、下り坂ですし、日陰が多いので、気持ちよく歩けます。
(と言うことは帰りは…ってことですけど)

入り口入ってすぐのあたりや、途中の道にはお土産屋さんや、ちょっとしたものが食べられるお店が、ところどころにあります。

以前ここにきたのは、7年くらい前?
だいぶ変わりました。
古びた昔ながらのお土産屋さんやお店がなくなって、新しいお店…
おしゃれにはなったけど、ちょっと侘び寂び感は無くなって残念な気持ちにもなります。

さて、最初に見えるのは、音止めの滝。

水量が多く、大きな音を立てています。
なぜ音止めの滝というかと言いますと…

高さ 25mの絶壁から轟音をとどろかせているこの滝。その昔、曾我兄弟が父の仇の工藤祐経(くどうすけつね)を討つ相談をしていた際、滝の音で声がさえぎられたため、しばし神に念じたところ一瞬滝の音が止んだという伝説からこの名が残されています。

富士宮市観光情報 より

曽我兄弟の仇討ちといえば、
建久4(1193)年5月、源頼朝が富士の裾野で盛大な巻狩りを催した時、曽我兄弟が親の仇討ちをしたことが有名ですが、この時討たれた工藤祐経の陣屋が置かれたのが、音止めの滝の上あたりだったそうです。
今は、工藤祐経の墓になっているそうです。

さて、音止めの滝を過ぎると、ちょっと急な下り坂

白糸の滝が見えてきました。

白糸の滝遠景

ウキウキしてきました。
手前に見える橋

滝見橋

ここまで、滝の飛沫が舞ってきます。
気持ちいい!

では、滝の近くに行って見ましょう。

手前から、川沿いに降りられるので、降りて見ます。
足場が悪いので、行く人はあんまり多くありません。
でも私は、来るたびに行かずにはいられない。

滝の方に進みます。

本当に綺麗な水。
飛び込みたい。
でも、水温は年間通して12度。
冷たすぎて無理 笑

滝のすぐ前に行くと、

あまりの美しさに、
うわぁ
としか言葉が出ない。

そして霧雨のようにふりそそぐ、滝の飛沫!

写真では、霧のように白くしか写らないですけど、わかりますか?

タマアジサイにかかった蜘蛛の巣に、たくさん飛沫の粒がついています。

しばらく滝の前で、ゆっくりしていましたが、ずっとそこにいるわけにも行かない。

江戸時代から昭和初期にわたりつづいた庶民の信仰である「富士講」
「富士を拝み、富士山霊に帰依し心願を唱え、報恩感謝する」という教えなのですが、その創始者である長谷川角行が、ここ白糸の滝で滝行を行っていたそうです。
白糸の滝展望所のすぐ脇に、食行身禄じきぎょうみろくと書かれた石碑があります。

食行身禄のは、江戸時代中期、富士講を広め、信仰された人だそうです。
富士山七号目の烏帽子岩で断食して亡くなったのち、100年後に建てられたものだそうです。

この日はもう1ヶ所行きたいところがあったので、戻ることにします。

帰りは川沿いではなく、少し上の道を行きました。

この花何の花?

ピンクが鮮やかです。
少し歩くとこんな看板

展望場?
行ったことない。行ってみよう!

階段を登り、暑くなって、ちょっとしんどくなる頃に見えてきた。
そこから滝見えるのかな?

あんまり見えない

展望台から、昔はよく見えたのだろうけど、周りの木が大きくなって生い茂り、今は手前の滝しか見えない。ちと残念。

でも緑の中に覗く滝、これはこれで悪くはないな。

ということで、又元の道に戻る。
行きよりちょっと高いところから…

ずっと曇りだったけど、青空が見えてきた。
やっぱり青空と緑と滝の白は、いいなあ。

名残惜しいので、滝見橋からもう一度

来る時気持ちよかった下り坂も、帰りはなかなかの上り坂。

登ったところ、音止めの滝の手前のお土産屋さんのところから、最後に白糸の滝を眺めます。

こうして、白糸の滝を後にして戻り、
やっぱりここでも…

こーいうものに目が入ってしまいます。

「大福」「幸福」「裕福」を手に入れるべく
(団子が食べたいだけ)

昼食代わりのくるみ味噌団子をいただきました。

白糸の滝、何度でも行きたいところです。
まだ行ったことがない方は、ぜひ一度、行って見てください。

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