富士山本宮浅間大社 2
前回の記事の続きです。
前回の記事はこちら
拝殿横の回廊東口から出ると、目の前に美しい池がありました。
湧玉池と書いてあります。
神社の横の方に、大きな池があって、湧玉池と書いてあったけど、ここがその水源だそうです。
国の天然記念物になっている池だそうです。
小さいお魚がいっぱいいたのですが、見えますか?
よくわからないですね。
この池は富士山に降った雨や雪解け水が何層にもなった溶岩の間を通り湧き出しているもので、特別天然記念物に指定されています。
水温は摂氏13度で、1秒間に2.4キロリットルも湧き出ているそうです。
見ると、池の向こうに朱塗りの建物が見えます。
これが水屋神社です。この下あたりが水源なのだそうです。
水屋神社の手前は、藤棚になっていて、その山道沿いは水が飲めるようになっています。
2008年、平成の名水百選に選ばれたそうです。
200円払って、神社の前に置いてあるペットボトルに水を汲んで持ち帰ることができます。
とはいえ、自前のペットボトルに水を汲んで帰る人もいました。
ご神水というより、湧き水、という感じで汲んでいくようでしたが、せめて神社に手を合わせてからいただくべきではないかと思いました。
それにしても冷たくて気持ちがいい。
私の住む場所と比べたら涼しいのですが、それでもいい天気で暑い日でしたので、じわじわと汗をかいていました。
しばらく手を浸して、凍りそうに冷たくなった手を首元に当てたりして、身体を冷やしました。
ぐにゃぐにゃになっていたクールネックは、あっという間にカチカチになりました。
私この神社の前の場所が本当に気持ちよく感じました。
あちこち神社に行くのですが、水が湧き出ている神社と相性が合うようで、私にとってのパワースポットです。
写真を撮ったつもりで撮れてなかったのですが、この水を汲む反対側の池のところ、ちょっと段になっていて、池に入っていけそうな感じになっていました。
その昔は、ここから入って禊をしたのかな?なんて思いました。
池はその先で大きく広がっていきます。
少し進むと、祓所と書いてあるところがありました。
ここは、現在一般の人が足を浸けたりして、身を清めることができるようです。
私たちも、靴を脱いで入ってみました。
冷たい!!
あんなに熱かったのに、1分たつかたたないくらいで、足が痛いほど冷たくなって、池から上がりました。
でも、なんだかすっきりした気分です。
池の鴨が気持ちよさそう、と思ったのですが、
ほんとに湧き水の水量が多く流れが速いので、流されないように必死のようでした。
油断してか、遊んでるのか?どんどん流されて慌てて戻ってくる様が可愛かった。
更に流れのほうに進むと、小さな社がありました。
稲荷神社です。
小さな社ですが、池のすぐ横にあるせいか、なんかいい感じでした。
その先、池の中の小島にかかる橋を渡ったところには、厳島神社。
そして、目の前には大きな池が広がっています。
これが、来るときに道から見えた湧玉池でした。
これだけ大きくて澄んだ池って、そうそうないような気がします。
湧玉池の総面積は2500㎡もあるそうです。
この池は、そのまま神田川に流れ出し、市内を流れていくそうです。
流れ出すところに行くと、その水量の多さを感じます。
川の先で、子供たちが川に入って遊んでいます。
水の温度は、先ほどの禊場所と大して変わりません。
手前のところで、今度は手だけ入れたのですが、長くつけているとやはりジンジンした。
よく入っていられるものだと思って見ていました。
長くなってますが、あと少しなので書いちゃいます。
来た道を東門まで戻り、本殿の後ろ側に回ってみました。
私は、神社やお寺の真後ろに回るの好きです。
あんまり人がいないし、けっこういい気が流れている気がします。
そして、正面からは見えなかった、家康公が造営した美しい浅間造りの本殿をたっぷり見ることができました。
なぜか真後ろだけ色づき始めている紅葉
回廊の隙間から覗いてみると、全景がよく見えました。
二重の楼閣造で棟高45尺のこの建物は、浅間造りといい、其の構造は他に例がありません。1階は葺卸の宝殿造り、2階流れ造りで造られていて、共に桧皮葺、国の重要文化財になっています。
こうして本殿を眺めながら一回りして、拝殿の前に戻ってきました。
戻ってきたところには、南極の石と、富士山の火山弾がありました。
火山弾は一見大きな二枚貝のようですが、こんなものが空から降ってきたらたまらないな、と思いました。
最後におみくじを引いて・・・
やりました!大吉!
白糸の滝で、マイナスイオンをいっぱい浴びて、心と体が癒され、その後ここに来られただけで、たくさんの御利益をいただいた気分なのに、さらに大吉で、本当に幸せな一日でした。
ようやく富士山本宮の記事が書けました。
今思い出しても素敵なところでした。
帰りたくないな
そう思う神社の一つとなりました。
皆様も機会があったらぜひ訪れてみてください。
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