害虫と呼ばないで
虫が嫌いな方、朝からごめんなさい。
今日はイモ虫の話題なので、この先は読まないほうがいいとおもいます。
この前の日曜日、
玄関先の鉢植えの山椒に、アゲハ蝶の幼虫がいました。
アゲハ蝶の幼虫は、卵から産まれてしばらくは、黒と白です。
初めに見つけたのは、コイツでした。
背中のVマークが、カッコいい???
白と黒なので、見つけやすいのですが、
小さいので、ともすると、
何かのフンのように見えます。
それを狙ってるのか???
脱皮を繰り返すうちに、きれいな緑色になります。
可愛い❤️なんてうっかり触ろうとすると、頭から超臭いオレンジのツノを出します。
ちなみに目のように見える黒い部分は模様で、
頭は先端のちっちゃな部分です。
なぜこんな詳しいかって…
子供の頃から、我が家の庭にはアゲハ蝶か毎年卵を産みに来てました。
今もある夏みかんの木や、昔庭の西側にあった山椒の木には、毎年たくさんの卵や、幼虫、そしてのちには蛹がありました。
夏休みの自由研究で、姉が卵から蝶になるまでの飼育日誌をつけていて、なんか賞もらってました。
もちろん私も、自由研究にはしませんでしたが、何度も卵から蝶になるまで育てました。
大きい木だったので、幼虫が食べたところで、そんなに影響はありません。
虫籠の幼虫も、毎日新鮮な葉っぱをたくさん入れてもらえるので、何不自由なく、モリモリ食べて蝶になっていきました。
しかし、今回見つけた山椒は…
鉢植えの、こんな小さな山椒です。
しかも父が大事にしている…
葉っぱが食べ尽くされたら、枯れてしまうかもしれません。
まさに、アゲハ蝶の幼虫は、この山椒にとって、害虫です。
すでに上の方の葉っぱはない。
しかし、アゲハ蝶とか、他の虫が我が家の庭に来てくれて、柿や夏みかんの受粉をしてくれます。
もう柿の花や、夏みかんの花は終わったけど、ベランダにはゴーヤの花がまだまだこれからどんどん咲きます。
立派な蝶になって、ゴーヤの花に来てほしい。
しかし、昨日みたら、1匹しか見当たらない。
まだ蛹になるには小さい気がしたけど…
1匹残った幼虫が、元からいた緑のやつか、黒いのが緑になったものなのかわからない。
以前の家で、庭に植えた柚子の木に、アゲハの幼虫がいた。
葉っぱを食べ尽くして、丸々太って間も無く蛹かと思っていたら、、突然消えた。
そしてその木の下には鳥のフン。
やられた…
こうして、結構たくさんいた幼虫は、あっという間にいなくなり、中には蛹になろうと固まっていたのも食われた。木の下に鳥のフンばかりが増えていった。
日々観察して、楽しみにしてたのにショックだったわー。
もしかして、ここの幼虫も鳥に?
いつも玄関前を走り回っている、セキレイが食べたとか???
そして昨日の夕方。
残った1匹も見当たらなかった。
蛹になるためにどこかに行ったのならいいけれど…
幼虫のフンだけが、コロコロ残されている。
体の割に大きなフンをするのよね、奴らは。
だけど私は、土の上に、
その前まで見なかったものを見つけた。
鳥の羽根‥
やはり鳥に食われたのか…
見つかってしまったのか…
自然界の摂理なのだから、仕方がないのかもしれない。
それでも
もし食われてしまったのなら、やっぱり残念。
ここまで、父の大事な山椒の葉を食べたんだから、せめて蝶になってほしかった。
蝶🦋は、食べてほしくない葉っぱを食べるから、害虫といえる。
蜂は、葉っぱを食べないからいいけど、ともすると人を刺したりして、そういう意味では害虫かもしれない。
だけど、収穫のためには、実をならせるたまには必要でもある。
そして見た目も美しく、
(嫌いな人もいるけど)
人の目を楽しませる。
昨日も家の前の道路で
今朝はなんと駅のホームで、
モンシロチョウがヒラヒラ飛んでいた。
モンシロチョウを撮影するのは至難の業。
写真はないけれど…
モンシロチョウは、やっぱり可愛い。
昔キャベツ畑に、網を持ってよくモンシロチョウを取りに行った。
キャベツを食べてしまうモンシロチョウの幼虫は、きっと農家にとって害虫だっただろう。
でも、私自身としては
アゲハ蝶やモンシロチョウ
害虫と呼ばないで!
うちで生まれ育ったアゲハの幼虫
どこかで生きていて!
そう願う。