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ピンクのチューリップ

卒業式の日に、
キミがくれた、
ピンクのチューリップの花束

一つ下の後輩だったキミは
いつも私のそばにいて
一緒に笑って
一緒に怒って
一緒に頑張った

サークルを辞めても
キミは、度々遊びにきたし
卒論も、一年後の予行練習だと言って
手伝ってくれた

いつも優しいのに、
悪いことしたらちゃんと怒ってくれる
そんな先輩だから好きなんです。

そう言ってくれたキミ

いつも、当たり前のように
そばにいたキミ
私にとって、
いつしか大きな存在となっていたキミ

そんなキミと、もう会えなくなるのだと
その時初めて気づいた


あの日以来、
ピンクのチューリップが
大好きになった。

キミとの距離は
先輩と後輩のまま、
一生縮まることはないだろう

それでも時々くれる便りに
私は今も元気付けられている。

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