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SWIFTとは?SWIFTを使った国際送金の仕組みについてまとめてみました。
SWIFTについてまとめてみましたので、金融の基礎知識としてご活用ください。
SWIFTとは?
SWIFTとは本部がベルギーにある国際銀行間通信協会(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)の略称のことで、要するに国際的な銀行のネットワークのことです。
それぞれの国にある大きな銀行同士がコルレス契約という海外送金に関する契約を結び、契約を結んだ銀行にコルレス口座というものを開設し、銀行はその口座にお金を預けておきます。
そのコルレス口座を持つ銀行が国際送金をする上での中継銀行となります。
SWIFTではSWIFTコードという8桁か11桁の数字を使って、〇〇銀行からの△△銀行へお金を移動せよという命令を行います。
日本→アメリカへ海外送金する具体例
例えば、以下のような命令があったとします。
「日本にあるA銀行のX口座からアメリカにあるB銀行のY口座に100万円振り込め」
まずX口座は-100万円となり、日本の中継銀行であるC銀行のZ口座は+100万となります。
そしてC銀行がコルレス契約をしているアメリカの銀行内Z'口座は-100万円となり、Y口座に中央銀行(この場合FRB)を介して+100万円が振り込まれるというようになります。
仲介手数料などは考慮しておりませんが、こういう流れでSWIFTを使った海外送金が行われます。
ちなみに国内にある銀行同士が送金を行う場合は、各銀行が中央銀行(日本であれば日本銀行)に開設している当座預金口座を用いて資金移動が行われます。
SWIFTの問題点
SWIFTにより海外送金が簡単になった一方で、以下のような問題点は存在しています。
・中継銀行を介するたびに手数料が高くなる(2000円~6000円)
・送金が完了するのに2~4日かかる
・着金するまで手数料がわからない
こういった問題を解消するために仮想通貨の導入などの動きが盛んになってきていますが、これからどのように発展していくのでしょうか。