C102で『ガールズ ラジオ デイズ』二次創作同人誌を頒布しました
2023年8月13日日曜日、東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケット102にて『ガールズ ラジオ デイズ』二次創作小説同人誌を頒布しました。
何を置いてもお礼の言葉を。当日弊ブースを訪問してくださった皆様、準備段階から気に掛けてくださった皆様、広くはイベント運営スタッフ一同と"お客様のいない"同イベントに参加された同好諸氏、ありがとうございました。お疲れさまでした。
いやー、大変な騒ぎでしたね。湿度無制限のぬるい空気に寿命が溶けて流れ出る実感がありました。夏ってもうダメじゃないですか? 初めてのサークル出展は想像の五億倍疲れて死にましたが、皆様のおかげで心から楽しむことができました。繰り返し、ありがとうございました。
本題は終わりです。以下はおまけとして直前の準備と当日の様子、事後のあれこれを書いておきます。私自身のための記録ですが、いつか誰かの一助にもなると良いですね。
準備
当日持ち込んだものは以下の通りです。
ほぼ100均で調達できました。敷き布は混乱の果てに通販で丁度のサイズを買いましたが、たぶん布屋さんで買う方が安いです。
当日
当日到来!
国際展示場駅周辺の天気は猛雨か曇天か炎天。台風7号こそ直撃しませんでしたがハチャメチャな日には違いなく、なんかもうみんな苦行であったかと思います。ちょっと過酷すぎる。幸い8:30頃のサークル入場時点では雨に降られることもありませんでしたが、その後の入場列は汗やら雨やら遠巻きにも大変そうでした。みなさん毎年こんなことをやっているんですか。えっ、年に二回? 昨日も来た? wow...
サークル入場自体はスムーズに進み、気さくなお隣さんとの挨拶と、いわゆる設営もあっさり完了。事前に参考写真を見た上で「荷物減らしたいし、展開の終了した作品の二次創作で新規読者を獲得したいわけでもないし、知り合いの目印になれば良いし、ミニマムな方が格好良いし」の気持ちでこうなりました。私は気に入っています。
来てくれるのはフォロワーが10~20人と決め付けて売り気の無さを提示することは精神衛生に良く、実際初参加にしては気負わず過ごすことができたのですが、とはいえ模範的な態度ではなかったという気もしています。じゃあ当日頑張って目の前を通り過ぎていく人に声を掛けられたか? と考えるとマジで無理だったとも思うのですが……正直効果があったとも思えないし……うーん。
この流れで書くのも何ですが、とはいえ脈絡なので書きますが「当日に来てくれるのはフォロワーが10~20人」という予測は的中でした。良し悪しですね。何ならほとんどの方が名乗って下さり立ち話が成立したため、声と顔面とツイッターアカウントの連携もできてしまいました。そうなるともうオフ会です。割り切ってしまえばどうということもありません。
実際ガルラジストの寄り合いを蹴り続けてきた身としては誰も彼も初対面で(顔を見て分かったのはマジで一人だけです。来訪ありがとうございました。非常に安心しました)、それだけで少なくとも参加したことは正しかったのだと自分を認めてもいい気分です。重ね重ねありがとうございました。何回も書くことで感謝が尽きないことを表現しています。
しかし色んな人がいましたね。久しぶりかつこれまでで最もガルラジストの実在に驚く時間でした。
コミケ参加者という属性だけで捉えても、お手伝いで来られた方やアーリー入場の方、自身も作品を出された方、そして午後の当日券でむしろ大変な目に遭った方がいて、精力的にあちこち回る方もいれば真っ先に寄って下さった方もいて、十年戦士もいれば私のように経験の浅い方もいて。
挨拶も色々。完全初対面なのに声だけは聞き覚えのある方、作品やツイッターをいつも拝見している方、ガッツリ作品の話をできた方、もちろんお急ぎの方。差し入れにくるみゆべしを頂いたり(美味しく助かりました)、創作の意気を高めあったり、本を出せと圧力を掛けたり、別作品のゲームでも頑張っていきましょうと言い合ったりしました。
プライバシーもとい思い出なので詳細は省きますが、とにかく楽しく、同時にもっと話せることも聞きたいこともあったなと後悔するばかりの時間でした。こういう風に下駄を履かないと人前に出られなかった自分の弱さもしんどいですが、この点は、結果としてこの日に辿り着いたので簡単に否定するものでもないでしょう。とはいえ無料を謳ったお渡し会サービスを握手1、フィストバンプ2しか仕掛けられなかったことは普通に残念でした。間合いとタイミングが難しかった。
後悔で言えば、結局ほとんど他サークルを見に行けなかったことも惜しかったです。ぶっちゃけいくらでも行けたんですが、これもやはりタイミングが分からず、終盤にはその気力もなくというところです。準備に頭が一杯で下調べをしなかったことも敗因。一応お留守番を頼んだ友人もいたので、その間に少し動けたくらいでした。完全に経験不足ですね。
ほとんど座って過ごした五時間。お隣と「細かく水飲まないと危ないですねー」などと話していた時間は、永遠に思えたようなあっという間だったような。高揚感もしくは体調の悪化。来られそうな方が来られたことをタイムラインから確認したところで、最後は少し早めに撤退しました。公式ブースを見に行こうとも思いましたが、外に出ると雨。スーツケースを転がして人混みをじりじり進むのは辛すぎる。撤収。
帰りは試しにBRTに乗りました。写真なし。満員電車よりは、まあという所感です。お疲れさまでした。おしまい。
BOOTH
おしまいではないんですね。帰るまでがコミケというのは過去の話。我々は零細サークルが通販を打つ恐ろしい時代を生きています。
通販は事前に宣言していたことであり、実際当日行けないぜという声も見えていたので予定通りの動きではあります。売り切れない数を刷ったのはこのため、ということにしても良いでしょう。ブースに直接来て下さった方への引け目は無いでも無いですが、送料で値段違うし、当日はお渡し会もやったわけだし、で自己解決しました。怒らないで下さい。
前回のオンライン頒布は刷った分全部だったのでBOOTH倉庫を利用しましたが、今回はたぶん半分ぐらいで済むはずということで、ご自宅からの発送を試みます。少なくともこっちの方が早いことは確か、のはず。問題は本稿執筆時点で私がご自宅にいないことぐらいですね。
翌日にBOOTHを開きながら南三陸行を捩じ込んだのは私です。ボルタンスキーもいるって聞いたから……すみません。でも良い展示でした。急いで無事に帰ります。つづく。