クリムト展に行ってきた

クリムト展に行ってきた

ゴールデンウィーク、見事に”がんばらないウィーク”を過ごしているmktです。

三日坊主で止まってしまったnote。せっかくGWなのでこれを機に再開しようと思います。
あっという間にもう五月・・・平成が終わり令和になってしまいましたが、特に変わったことはないし、個人的に生活にあまり支障はありません。
平成生まれの平成育ちですが、もともとそこまで何かに対する帰属意識が薄いこともあり「ふ~ん、そうかぁ・・・みんな踊らされてるなぁ」といった感じ。(同じアホなら踊らにゃ損かもしれませんが・・・)
でも”れいわ”って響きはなんとなくかっこいいなぁと感じる今日この頃です。自分のなかで、奇数にカッコよさを感じる感覚と似ています。

一番好きな画家、ときどき日本人の美意識

4/23から東京都美術館で開催されている”クリムト展”に行ってきました。
クリムトは一番好きな画家(ウィーンまで作品を見に行きたいと考えていたくらい)といっても過言ではないくらい好きなのでとても楽しみにしていました。
最近何かと混雑する美術館。しっかり公式ツイッターで混雑状況を確認してから行ったので、それほど待ちませんでしたし、会場内も思ったより混んでいませんでした。入場10分待ちくらいだったと思います。
美術展に行くといつも思うのですが、日本人は美術館好きですよね。
どの展示もいつも混んでいるイメージですし、実際行くと人が多いです。完全な偏見ですが、絵画とか美術とかに興味なさそうな人たちもたくさん見に来ていますし。
その割に、美意識どこ行った仕事しろ!って感じの街中の看板の汚さやお店のポップ、広告などは何なのだろうといつも疑問に思います。まぁあの何とも言えないB級感、カオスな感じが嫌いではないですが。(SF映画(ブレードランナーなど)にも引用されてますしね)

クリムトの絵に惹かれる理由

展示内容はネタバレになるので書きません。というか私の文才では書けません。ぜひご自身で行ってみてください。

クリムトを知ったのは大学院生の時の西洋美術の授業だったと思います。
その表現手法とは打って変わってどことなく儚げだったり影のある人物の表情、かなり闇を漂わせた主題。そういった陰の美しさ、”ない”ことで”ある”ことを表現しているような、なんともうまく説明できませんが、私の好きなサブカルチャー臭が漂う絵柄にはまりました。当時少しハマっていたベクシンスキーと少し似た雰囲気があったから、というのもあるかもしれません。

ただ、今回の展示を見て気付いたのは、クリムトの絵がとても”デザイナー的な視線で描かれていること”、”現代でいうところのイラストに近い絵柄であること”の二点が私がクリムトを好きな理由かもしれないな、と感じました。
それもそのはず、クリムトは雑誌の表紙やポスターなどイラストレーター、グラフィックデザイナーのような仕事も行っていたようです。
ミュシャと近い感じがしますね。
西洋美術というとリアリティを追求した絵柄の印象ですが、クリムトの絵は輪郭線がはっきりしていること、陰影をそこまでしっかりつけていないところなどがとてもイラストチックで私は好きです。
どちらかというとリアルさを追求した絵柄ではなく、あくまで絵として(二次元的に)表現している絵に魅力を感じてしまうのが何とも日本人的なのかなと思ったりします。

クリムト展、とてもよかったです。ぜひ足を運んでみてください。
やっぱりウィーンに行こうかなぁ・・・w

といったところで今回はこの辺でノシ


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