インターンシップについて思うこと
ふと、就活におけるインターンシップについて思うことがあったので書き連ねてみました。
インターンシップは、企業によって使い方が様々で定義が難しいと感じています。元々は外資企業やITベンチャーなどで実際に一ヶ月からそれ以上のまとまった期間で、学生に実業務を任せ本人の希望と期間内の働きが企業の目に留まればそのまま入社パスが付与される制度だったと思います。場合によっては給与も発生し、ほとんど入社試験兼アルバイトのようなものでした。そのうち採用のためのインターンシップが広がり、1Dayや2Day程度の短い期間で企業が扱う事業に関連するワークショップやロールプレイを行い、競争させて、企業への適性を評価することが主流になり、インターンシップによって採用する枠も当たり前に用意されるようになりました。
ここでは、採用直結のインターンシップ、つまるところ数日程度の短期インターンについてのお話です。
ここで個人的な話ですが、今ほどインターンシップが一般的出なかった頃にもかかわらず僕もインターンシップに参加したことがあります。(ベンチャーや外資くらいしかインターンを積極的に進めている企業が無かった頃ですね)。
とある通信大手企業で、期間は二日。商品企画に関するお題を与えられ、六人でチームを作り現役社員と一緒に企画を考え発表、最後に企画案の優劣を決めるというものでした。その場で採用が決まるとは言われておらず、あくまで企業を知ってもらう企画のひとつということでした。ですが、その後僕はその会社の最終面接までほぼ顔パスで通り、かつ面接回数も一回少なかったことから、採用に何かしら影響を与えていたと思っています。
では、インターンシップはやってよかったかというと、正直、就活の限られた期間の中で二日間拘束されることは時間的にも厳しかったことが感想として真っ先に出てきます。本気でメンバーと喧々諤々の議論をし、プレゼンに向け資料を準備し……とほとんど二日間通しで活動したことで、翌日は殆ど使い物にならなかったので、結局三日ほどインターンに費やすこととなりました。季節も肌寒い時期で、風邪を引けばさらに影響は広がりますし、そこまでのリスクを踏まえての選択ではなかったなというのが正直なところです。
内定への近道になったと思いますし、実際スムーズに内定もいただくことができましたが、結局僕はその企業には入社しませんでした。就職活動が本格化する少し前のタイミングでの開催だったので、他の選考に大きな影響を及ぼすことは無かったのですが、もしES提出やOB訪問、面接とインターンシップの時期が被った場合思った以上に影響を及ぼすでしょう。インターンシップを受ける時は、志望度と他の選考スケジュールを十分加味して判断すべきだと思います。