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会社員webデザイナーが長期休業からの復職時に浦島太郎にならないためにやりたいと思っていること

会社員としてwebデザイナーをしているmkです。
お仕事用にXなどの個人アカウントでちまちまと発信を始めました。
今月から会社で長期のお休みをとらせていただいてるのですが、このタイミングでこういった発信を始めようと思い至った経緯をここに雑にですが書いておこうと思います。


前回の復職時に感じた無力感

前述の通り今月から長期休業を取得していますが、6年ほど前にも産休育休として1年ほどお休みをいただいたことがあり、その復職時、戦力としての自分の無力さに打ちのめされたという苦い経験がありました。 1年離れていたことで完全なる浦島太郎状態(=長期間その場を離れていたために、事情がよくわからずに戸惑う人のたとえ 引用元 )となり、チームメンバーの顔ぶれに大きな変化はないものの、携わる案件の分野や使用ツールやトレンドの変化、体で覚えていたはずのデザインツールの基本操作を忘れてしまっている自分、私がそれまで積んできたつもりでいた実績が信頼として機能しなくなっていることを肌で感じました。そのすべてが私には悔しさとショックを伴うものでした。休職期間中は初めての育児に心身を全振りしていて、復職後自分が具体的にどのような状況になるのか想像することすらできていませんでした。 加えてその当時あまり会社全体としてはそこまで浸透していなかった時短勤務という勤務体制にしていただいたことを負い目として感じてしまう部分もあり、肩身の狭い感覚はしばらく続きました。

変化を追いかける姿勢の必要性に気付く

リーダーやメンバーのサポートも受けながら、その後は戦力となれるようとにかくがむしゃらにその時できることをこなし続けてきました。
復職時にwebデザイン環境の変化を身をもって痛感したことで、そこからこれまでの5年間ではそうしたwebデザイン業界をとりまくさまざな変化を自分自身でも意識的に吸収していこうというマインドを持つようになりました。
web業界の変化の速さはそれ以前から根本的に元々存在していたものだと思いますが、私が2015年頃にこの業界にしっかり身を置き始めてからしばらくは私はそこに意識を向けられていませんでした。私自身の生来の性格として変化することそのものを苦手とする部分もあり、最初に習得したやり方に固執してしまっていた自分をこの5年で初めて客観的に認識し、反省しました。
変化することを受け入れることがこのweb業界で生きていくのに不可欠であり、変化を恐れ現状維持を続けようとするのは後退と同じ、という認識を(本来当たり前に意識すべきことなのですが)自分自身の中で強めた5年間でした。

2度目の休業へ入るにあたり考えたこと

そんな中で、今月からまた2度目の長期休業を取得させていただくことになり、何事もなく順調にいけば期間はおそらく1年ほどとみていますが、1年後の復職時にあの浦島太郎状態を少しでも緩和できないかとこの数ヶ月考えていました。
私が休業している間、社内でチームメンバーがどんな案件をどのように進めているかといった内的要素を把握することはできなくても、デザインツールの操作力やデザインを考える筋肉を枯らさないよう細々とでもなにかしらのデザイン作業を続けたり、新しい技術や考え方の書籍をチェックしなんらかの形でアウトプットしたり、というように外的要素はカバーすることができると思いました。そうすることで、「mkは休職中もこのweb業界の動向をチェックしているんだな」「復帰してすぐでも話が早そうだな」となんとなくでも周囲に認識してもらえたり、実際に復帰した際に自分自身が感じるブランク感を最小限にすることができるのではないかと考えました。
そうした考えから、X・note・Figmaなどの個人アカウントを作成し、この休業期間中インプットしたことをアウトプットしていけたらいいな、というのが今現在の私の展望です。

産休育休は出産育児に集中できる貴重な期間という大前提の上で

とはいえ産休育休という期間は「休業」とは言っても心身ともに休まる暇がないほど子ども中心のハードな日々であることを前回の経験から身をもって知っているので、先ほど書いたような私の目論みがどこまで実行・実現できるのかは分かりません。
実際のところ、あと1ヶ月ほどで出産予定日を迎える自分の体はかなり疲れやすく、少し歩くだけでしんどくなるのが現状です。ただ精神的な面でいうと、初めてのことだらけで不安でいっぱいだった1人目の時と比べるとかなりゆったりしています。産後もおそらく1人目の育児経験があるから前回より精神的に若干落ち着いていられるんじゃないかという推測もしていますが、だからと言って私が今やれたらいいなと考えていることが実行できるかは未知数です。
持っている時間すべてを我が子に使うことができる貴重な期間だからこそやっぱり育児に全集中したいという気持ちに変わったり、育児家事で手いっぱいでそれ以外に取り組む時間も気力もないよ!な状態になって(1人目はこれだった)、結局計画したことはなにも実行しませんでした、なんて結果も全然あり得るだろうと思っています。
今はまだ産休に入りたてでまだ仕事脳が自分の中で優位になっている部分も大いにある気がしています。実はまだ出産準備も完全に終わってない状態で、赤ちゃん用品やスペースの準備、上の子のおもちゃたちをどこに移動するか、などなどやるべきことがたくさん残っていて、正直こんなの書いてる場合じゃないでしょという状態ではあります。(このnoteを書いた後は残りの出産準備を最優先ですべて済ませたいと思います・・・)
実際どうなるかはその時にならないと分かりませんが、結局何もできなくても、過去の苦い経験を繰り返さないために何ができるかを自分なりに考えることはできたということでそのマインドとしての前進を肯定的に捉え、今は一つの命を守るということを第一に、私がここで書いた展望はあくまで二の次として構えようという心持ちでいます。

自分自身に向けた個人的な考えであり、他の方にそうあるべきと考えているものではありません

これだけはお伝えしておきたいのですが、産休育休はその名の通り出産・育児のために仕事を休業することが認められている期間であり、ここで私が書いているような「休業中にこういうことがしたいな」というのは私自身のための個人的な考えというだけで、産休育休を今後取得しようとしている方・今取得している方・過去取得したことのあるすべての方に対して、こうあるべきと考えているものでは毛頭ございません。
復職時に自分が浦島太郎状態だと感じてしまうのは産休育休取得者の誰もが程度の差はあれ経験するであろう致し方ない部分だと思っています。また、産休育休を経たことによってこそ得られるスキル(たとえば効率的に業務を進めるにはどうしたらいいかをより考えるようになる、など)もあると思っています。
すべての産休育休取得者の方・またそのご家族の方が、無事に新しい命を迎えられて、すこやかに過ごすことができますように。

最後にお知らせ

私の個人アカウントのお知らせです。
Xアカウント:https://x.com/mkspc11
今のところは、休業に入る直前に駆け込みで書いた会社の技術ブログ記事(Figmaのナレッジなど)を紹介したりしています。フォロー頂けたらうれしいです。


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