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いい夢みてね


子どもころ、悪夢ばかりみるから眠るのがきらいだった。

夢の世界に行かないために、必死に廊下で三角座りして朝を迎えたこともあった。いくつもの悪夢を今でもしっかり覚えているし、その時の苦しい感覚も残ってる。誇れるもんじゃないけれど、人より悪夢鑑賞経験は豊富だとおもう。

大人になってからはすっかり夢を見る頻度が減った。いい夢も、悪い夢も。



今朝、久しぶりに怖い夢をみて目が覚めた。
とてもとても怖い夢だった。

あんまり怖くて、息が詰まって泣きそうになりながら2時間くらいそのまま布団に包まった。
三角座りしていた5歳の頃とおんなじ気持ちだった。

気晴らしに妹が度々口にする夢占いを調べたところ、今回の悪夢は“新しい自分へ生まれ変わりたいという願望の表れ”だそう。

そうそう!と飲み込めばそうなのだろうし、知るかよ!と思えばただの当てずっぽうだ。

悪夢の消化方法のひとつにはなるかもしれない。




すやすや眠っている犬を見ていると「いい夢みてね」なんて自然と呟いてしまうのだから、好きな人には、愛しい者にはいい夢を見てほしいと思うものなんだな。

今日の君が、いい夢をみていますように。

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