ほとんどの人に「やりたいこと」なんて必要ない
ここにまとめることは、転職の思考法(ダイヤモンド社)の内容です。
ここにまとめる内容は転職というよりは人生観のようなもので、今の私にも重要だと思いました。
人から借りた本なので、返す前に自分の心に留めておきたいと思います。
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どうしても譲れないくらい好きなことなど、ほとんどの人間には無い。
そんな人には必要なのは心から楽しめる「状態」である。
仕事を楽しむ人は二種類に分けられる。
to do(コト)に重きを置く人間
何をするのか、で物事を考える。明確な夢や目標を持っている
「革新的な商品を残す」「会社を大きくする」など
being(状態)に重きを置く人間
どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する
「世の中にこんなに影響を与えている」など
仕事を楽しむための方法論はそれぞれ異なる。
そこを混同するから複雑になる。
実際のところ、99%の人がbeing型である。そういう人が「やりたいこと」という幻想を求めて彷徨ってしまう。
世の中にあふれている成功哲学は1%のto do型の人間が書いたものだから、やりたいことを持て、と言われる。
だがそもそも成功するための方法論が違う。
being型の人間にとって最終的に重要なのは「やりたいこと」よりも「状態」である。
(心から楽しむ目標が見つからないことは問題ではない。何を重視するかという価値観の違いであって、妥協ではない)
状態には2種類ある
①自分の状態:
求められるパフォーマンスとマーケットバリュー(自分の市場価値)がある程度釣り合っていること
また、自分自身への信頼、自分自身につく嘘を最小化すること。迷ったときに、自分を嫌いにならない選択肢を選ぶこと。
「やりたいことのためには手段を選ばない」と言い訳できるto do型と違い、being型には精神的逃げ場がないため、嘘をついている限り自分を好きになれない。
②環境の状態:
緊張と緩和のバランス、交互にあるからハリのある人生
緊張と緩和のバランスが適切なのか見極める方法は、強い緊張を感じた場面を書き出してみて、それがよい緊張か悪い緊張か分類する。目安としては、その緊張が内側に向けられたものならば、成長のない、現状維持の「悪い緊張」、外に向いていれば成長につながる「良い緊張」
この条件に合う「状態」を求めることが自分の幸せにつながる。
将来のことを問われるときに、たいていは具体的な夢を求められて、それを持っていないと意志の弱い人間であると思われてしまう。
だから、無理やり自分の夢を具体化させられて、それを自分の夢だと、思い込まなくてはいけなくなる。
自分の本当の気持ちとギャップを感じて苦しみ、無理やり用意させられた夢が叶わないと、負け犬の気持ちを味わわされる。
自分の土俵じゃないところに勝手に上がらされて、アンフェアな戦いを強いられているだけ。
目指すものが変われば自分の満足感に近づく。
20数年生きた程度で体験できることなどたかが知れたこと、自分に本当に合うものなど見つからなくてもしょうがない。長い目で、生きている間に見つかればよい、そのくらいの気持ちでいようと思いました。
良い本だったので、次は購入しようと思います。
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