isho

「仕事はなにしてるの?」ときかれて、いままでどおりニコニコヘラヘラしながら「無職でーす!」と言った。その場にいるひと全員より「下」にいる人間です、とじぶんから言ってしまえば傷つかない。が、「え、それは望んで無職?」ときかれた。望んだ?望んではない。おかしくなったから仕事をやめざるを得なくなった。電車に長い時間乗れなくなって、光や音に過剰に反応するようになって、ひととすれ違うだけで、車が通り過ぎるだけで、パニックになるようになった。良くなったと思っても1日か2日ですぐに死にたくなる。もうだめなの。生きていける自信がないの少しも。だから、「不本意無職でーす!」と答えた。そうしたら、その場にいた別の方に「本意じゃないの?ずっと失業保険もらうって言ってたから」と言われた。

「いいんじゃない」と言われると、「ああ、どうでもいいんだろうな」と思ってしまう。

なんでじぶんの背中はじぶんでトントントントンしてあげられないんだろう。わたしがわたしにいちばんしてあげたいことなのに。ずっと。

じぶんで考えて先読みして動くのがこわい。もうじぶんからなにもしたくない。教えてくれないとわからない。しかもやさしい言葉で。めんどくさいやつ。最低。わたしはなにもわからない。もうなにもわからなくなってしまった。ずいぶん前から。もう抱えきれない。もう抱えきれない。もう抱えきれない。もう抱えきれない。なにをしても、なにをしなくても、「空気が読めない」と言われる。もう抱えきれない。空気の読み方教えてよ。ちゃんとがんばって読むから。ちゃんとおうちで練習するから

弱いじぶんのことをあいせない。憎くて仕方ない。

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