わかってるのはただひとつ
ずっと会いたいきもちはあったけれど、もうこれから会うことはないんだろうなと思っていたひとと、また会えるかもしれない未来がヒュッとあらわれた。こんなことあるんだ。こんなことあるんだね。10年ぶりくらいに電話で話して、「ぼくも会いたいです」「なんなら今すぐそこへ行きたい」と言われて、一気に10年分抱えつづけているきもちが軽くなった。似ているかもしれないきもち、同じかもしれないきもちでいてくれたことが、いてくれることが、こんなにうれしいなんて。まだ知らないわたしがそこにはいて、電話が終わったあと少しだけ泣きそうになった。ほんとうは電話をしながら泣きそうになった。わたしは、もう会えない未来さえあいせる。どこかにわたしに会いたいと思ってくれているあなたがいる。それだけでこんなにうれしくなれてしまう。
インターネットで「整う」という言葉をみかけると目を背けてしまう。わたし整えたくないです。
くるりばかりきいている。
きのうは学生時代に死ぬほどチャットモンチーのコピバンをやったお友だちと3年か4年ぶりに会って、お酒を飲み散らかして、酔い散らかして、しゃべり散らかして、染まるよを一緒に歌いながら中野の夜道をおかしなステップを踏みながら進んだ。「歩き慣れてなーい夜道を」「ふらりとあーるきたくなって」「蛍光灯にてーらされたら」「ここだけむりしてーるみーたいだ「テンテンテ・テン♪テンテンテ・テン♪テンテーン・テーンテーン♪」「歌詞ぜんぶ覚えてるもんね！」「ね！でももういらない、んだよ！」「「キャー！！！！」」「そんなこと言えねえ！」「言えねえなあ！」「嫌わないでよ〜忘れないでよ〜！」と、酔っ払いらしいおおきい声で延々おしゃべりをした。そのあとうちに来てくれて、朝までチャットモンチーを流しながら飲み散らかした。たくさんたくさんコピーしたし、コピーした曲にはもちろん変えがたい思い出があるし、コピーしなかった曲にも変えがたい思い出があるし、わたしたちにはずっとえっちゃんにしか埋められない心の穴があるよね、あのころすごくたのしかったね、たのしかったよね、と言い合った。
たのしそうだね たのしかったね
マスクでめがね死ぬほどくもっているね
そして、チャットモンチーとくるりばかりきいている。
ことしはエラ通信ないのかなと思っていたら、出してくれてうれしい。きょうかあしたプリントしに行きたい。きょうは新宿にちいかわルームウェアを受け取りに行きつつハローワークチャレンジをしてエラ通信をプリントしてくるか、中野に現像に出したフィルムを受け取りに行きつつたばこ屋さんでおっきい箱のマッチを買ってエラ通信をプリントしてくるかしたい。くすりが足りなくてハローワークに行くのはこわすぎるのでおそらくきょうは中野へ行ってしまうと思う。平日、お昼過ぎか夕方ごろ、ひとが少ないといいな。
年末にUNOが散らばっている路上に遭遇したことあがって、どうしてもUNOがやりたくて、AmazonでUNOを買った。でもUNOはひとりではできない。UNOフレンズを探さなければ。
たのしそうだね たのしかったね
■女子たちに明日はない/チャットモンチー
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