私の女三宮が・・・。
先日、先輩方と
「人に冷たくすると、巡り巡って自分に返ってくるから、人には優しくした方が絶対にいい」
という話をしていたら、すごく秀逸な比喩表現をしてくださった方がいた。
「父の新しい妻である藤壺に手を出すと、巡り巡って私の女三宮がやられるって思うとできない」
だって。
インテリジェンスかつユーモラスかつエロティックかつファンタスティックだよこの表現。
この時、話していたんだけど、面白い話題は中学時代に覚えたことで構成されていることが多い。
私にとって、中学時代は大嫌いな時代だ。
一番灰色の時代だ。
「抹殺したい時代は?」
と訊かれたら間髪入れずに「中学時代」と答えられる自信がある。
頑張っている子が馬鹿を見ることが多い気がして、「おかしいだろ」とよく思っていた。
かといって、何か変えられる力もなく、悶々とした日々を過ごしていた。
そんな中で覚えたことが今になって面白い話題の材料になっているのは少し不思議で少し嬉しい。
過ぎ去ったことは変えられないと言うけれど、過ぎ去ったことの意味は良い方にも悪い方にも変えることはできると思う。
追伸。
私は玉鬘が割と好きです。
もし、学芸会をするなら、六条御息所の役がやりたいです。