
ありったけの夢をかき集め。
私は疲れると目が鋭くなり、目の下にゴルゴ線が入り、濃いヒゲまで生えそうになる。
そういう時、私の中の女成分が
「アカーーン!このままだとオスになっちゃう!!」
と警告するためか、無性にワンピースを着たくなる。
食いしん坊の私が肉やチョコよりもワンピースを欲する場合、かなりオス化が進んでいる証拠だ。
ところがどっこい。
私はワンピースをあまり持っていない。
あったとしても昔着ていた少女趣味のワンピースばかりで、アラサーが着るのは公開処刑。
開き直って
「これ、大人可愛いだから!」
と自分に暗示を掛けて着たとしても周囲からしたら
「それ、『大人可愛い』じゃなくて『ロリババア』だから!」
なので、絶対に着られない。
ワンピースだけじゃなくて、
30歳は「お姉さん」と「おばさん」の間の歳だと昔から思っているせいか、
何を着たらいいのか本当に分からなくなってきて、過呼吸になりそうになる。
でも、30年間「私」をやってきたので、自分に似合わない服だけは把握している。
ハイウエストボトムス
(オムツみたいになる)
ロングスカート
(スケバンみたいになる)
肩フリル
(肩がいかつくなり、『北斗の拳』のならず者みたいになる)
ガウチョパンツ
(おばあちゃんの楽ちんパンツみたいになる)
モヘアニット
(どう見ても毛ゴリラ)
はどう転んでも似合わないことが判明している(当社比)。
これらの鬼門を避けて通るのだが、時々魔が差してうっかり鬼門に足を踏み入れてしまっては後悔することも多々ある。
そういう時、服を着ることが恐ろしくなるので、
「なんで原始時代に生まれなかったんだろう」
と生まれたのが遅すぎたことを後悔したりする。
最近着ている服は、母が若かりし頃に着ていた服だ。
流行りというものは繰り返すらしく、
今流行っているオーバーサイズニットなどは、母のお下がりで事足りる。
母が若い頃に作ってもらったらしい、ウールのスカートなどは中々そこらへんにはなさそうで、履いただけでオシャレっぽく見えるのでよく拝借している。
そういえば、小学生のころに流行ったオーバーオール(今はオールインワンっていうのか?サロペットっていうのか?わかんない)も今になって再び流行っている。
でも、「肩パッド」だけは絶対に再ブレイクしないだろうなって思う。
どうして流行ったんだろう。肩パッド。
今日は肩パッドに想いを馳せて眠ります。
はあ。
ワンピース着たい(´・_・`)