振られてからのこと。
親しい人には割と惚気を話していた。
なるべく呆れられないように、控えめに話していたけど、「ああ、幸せだなあ」という思いが滲み出過ぎてしまっていたかも知れない。
その節はすまんかった。
惚気を聞かせてしまった人たちから漏れなく慰めの言葉をもらった。
どの言葉も取ってつけたようなよそ行き顔の言葉ではなくて、私の細胞一つひとつに染み渡っていくようだった。
みんな優しかったし温かかった。
悲しみの底にいたはずだけど、
「こんなふうに思ってくれていたんだ」
と嬉しい気持ちが確かにあった。
「勇気をもって行動したことは絶対に無駄にはならないよ」
とか
「悲しい結果になってしまったかも知れないけど、あなたはちゃんと魅力的な女性だからね」
とか
涙と鼻水が溢れ出た。
人がどん底にいるとき、声をかけたかったけれど、「時が解決する」とか「そっとしといてあげた方がいいんじゃないか」と勝手に思いこんで、私は中々声をかけることができなかった。
今回、私に声をかけてくれた人たちはそんな葛藤を乗り越えて寄り添ってくれたのだと思うと、本当にありがたかった。
私も誰かがどん底にいる時、私なりに寄り添える人になりたいと思った。
私は立ち直りが早い方だとは思うけど、お風呂で湯船に浸かっている時とか、お昼休みにボーーっとしているときなどに
「あの時ああしていれば」とか
「曖昧な振られ方をしたけれど、相手にとって、どうしても無理な部分が私にあって、曖昧にしたことが彼なりの優しさだったのかも知れない」とか
ぐるぐる考えてしまって、まだまだ立ち直れていないのだと気づく。
考えても仕方がないけど、また考えてしまう。
寄り添ってくれた人たちに笑顔で幸せな報告をできるように、顔を上げて進みたい。
もうこれで失恋報告も終わりにします!
垂れ流し日記にお付き合いいただきありがとうございました!
追伸。
辛いときにウォンバットの写真を見るととても癒されるのでおすすめです。