
緩急は美しい。
岡崎市で開催された、「岡崎ジャズストリート」というジャズイベントに参加して来た(もちろん聴く専門で)。
ジャズってあまり聴いたことがなくて、参加するまでは楽しめるかどうか少し不安だったけれど、参加してみたらとっても楽しかった。
聴いていると身体が自然と揺れていた。
それがまた心地よかった。
この心地よさは何かに似ていると思ったので、その正体をずっと考えていたら、「お点前に似ている」という結論に行き着いた。
上手な人のお点前は、所作に緩急があって、無駄がなく、見ていてとても美しい。
それから、書道の筆の運びにも似ていると感じた。
上手な人の筆の運びには緩急がある。
バレリーナの動きにも緩急がある。
母のアイロンのかけかたにも緩急がある。
お話が面白い人の喋り方にも。
緩急のついたものはリズミカルで心地よい。
見ていて美しい。
聴いていて身体に沁み渡る。
最近、仕事で気を張っていることが多いので、私も緩急をつけられるようになれたら、と思う。
もう少し時間がかかるかな。