おちんちんハードル。
男の子のお母さんになった同期が言っていた。
「男の子を産んだら『おちんちん』へのハードルが下がりすぎて職場復帰が怖い」
と。
男の子を産んだことにより、今まで疎遠だった「おちんちん」と毎日、というか、一日に何度も顔を合わせることになり、「おちんちん」という名前も何度も呼ぶことになり、気を張っていないと、すぐに「おちんちん」と言ってしまうのだそう。
恥ずかしい対象だった「おちんちん」が、母になり、日常になり、守るべきものになったのだろう。
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私の記事を読んでくださる方はご存知かも知れないが、私はオスのコーギーを飼っている。
名前は「ふく」だ。
「ふくちゃん」と呼んでいる。
昨日気付いたのだが、オスの犬を飼っているということだけで、私も「おちんちんハードル」がとても低い。
散歩に行くまでではないが、さっき水をたくさん飲んでいたなー・・・という時、ふくちゃんを庭に放ち、おしっこをさせるのだけど、おしっこから帰ってきた時、
「はーい!おちんちん拭くからこっちへおいで!」
と、近所に聞こえる音量で「おちんちん」と言っている自分に気づいた。
私は裏声を使って一人二役で犬との会話をよくするので、下手したら
私「ふくちゃん!ちんこ拭くからおいで!」
ふく(私裏声)「だいじょうぶです。じぶんでできます。いまなめました。」
私「だめー!ちんこなめちゃだめー!そのためにおしりふきがあるんだから!早くこっちへいらっしゃい!」
ふく(私裏声)「だいじょうぶです。もうおわりました。」
と大音量で会話(ひとり)をしている日もある。
思い返すと自分でも「やばいな」と思う。
しかし、これも男の子の母になった時への予行演習だと思えば感慨深い。
いつか来るかも知れないその日のために、今はしっかりとハードルを下げているのだ。たぶん。