ご要望は「無理なこと」でした…その先に見つけた「おとしどころ」
イラストレーターのmkpengin(エムケイペンギン)です。
気づけば年末に一つ投稿するのが恒例になりつつあります💦
2024年はお世話になっているまるみデザインファームのアドベントカレンダーBに書いています✏️
今回、今年一番学びの大きかったクライアント様のご要望は叶えられなかったけど、納得していただく為に試行錯誤した結果=おとしどころを見つけたお話しを書こうと思います。
LINEスタンプのご依頼
以前にもご依頼頂いたクライアント様からLINEスタンプのご依頼を頂きました。
「お見積もりを出します」とお返事してLINEスタンプ作成の注意事項⚠️を含めたお見積もりを後日メールで送りました。(その中にLINEプロモーションスタンプが最低200万はお金が必要だという事も書きました)
私とのやり取りは別の担当者様と行うことになったので、初めてスプレッドシートを作成し共有することにしました。
LINEスタンプは数が多いので、修正依頼がしやすいようにスプレッドシートに画像を圧縮したイラストを添付して直接そのシートに書き込めるようにしました。
スプレッドシートを作成したり、画像を圧縮して添付したりと面倒なんですが、クライアント様、担当者様どちらも確認しやすいようにと考えました。
画像のシートに直接書き込んで「〇〇してください」と修正依頼ができるので思い違いはなくなると思いました。
全てのイラストにOKが出て無事に納品。
LINEスタンプの登録はクライアント様の事業所へ出向いて担当者様にご案内し終了「はぁ〜〜終わった〜〜」と安堵していました。
が…
「LINEスタンプ登録しました」の完了メールが来ない…
納品した後で
不安的中である😅
LINE登録の訪問から半月後に「公式LINEでスタンプを登録し直したいのでやり方を教えて欲しい」とメールが届き?とりあえず何か返事をせねばと「調べてお返事します」と返信。
こんな対応されたことありますか?とファームへヘルプを出したり調べたり、その時師匠ことまるみさんから「公式LINEで登録し直すことによってどういったメリットがあるのか」と問われ…
なるほど…その視点もってなかった事に気づく。
改めて担当者様へその点含めた内容を確認すると
「公式LINEからLINEスタンプをプレゼントしたい」とクライアント様からお返事がきました。
さてさて、困った💦
クライアント様には「少々お時間頂きます」とお返事し、公式LINEでLINEスタンプを登録する方法が何かないか、とにかく調べまくりました(泣)
しかし、どんなに探してもそんな方法はないのです。
そもそもLINEスタンプを販売するにはLINE Creators Marketへ登録が必要なんですが、企業アカウントはこの登録ができないんですから…
代替え案
公式LINEでスタンプの登録は出来ませんとお返事すればそれで終了することもできる。(追加料金もいただけないし…)
けど、これではクライアント様も納得し難いよなぁと思い代替え案はないかまたまた調べまくりました。
そうして見つけたのがLINE PRスタンプ!
これなら先に登録したスタンプで無料配布できるし、公式LINEを紐付けできる🙌(もろもろ条件はあるので詳しくは上記URLから調べてね)
クライアント様へ口頭でご説明したい旨お知らせし、日程調整して頂いて再訪問となりました。
資料の必要性
クライアント様のご要望は叶えられないけど、なるべく近い条件に近づけられる代替え案「LINE PRスタンプ」を説明する資料を作成することにしました。
「なぜ公式LINEでスタンプの登録ができないのか」「代替え案のメリット・デメリット」「登録の手順」などの内容で作成しました。
どうして資料が必要だったかというと、
・話すのが下手なので伝えやすい方法として(お守りの意味も)
・話すだけではなく見えた方が伝わりやすい
(操作手順もスクショなどで作成し再訪問の手間を省くため)
・担当者様からクライアント様へ説明しやすくする
手間はかかりましたが、資料を作成した事で担当者様のご理解も早かったと思います。
まとめ
調べたり、資料作成したりと、かなり時間を取られたお仕事になりましたが、とても学びが大きかったです。
相手にどうやったら伝わりやすいか考えたり、先を予想して資料を作ったりと、試行錯誤しながら私も成長できたなと思います。
特に今回のように担当者様とやり取りしていても最終判断はクライアント様なので、お二人で確認できるスプレッドシートや説明用の資料というのは判断しやすかったと思うので、時間かかっても作成して良かったなと思います。
2025年もクライアント様の目線を忘れずに試行錯誤しつつステップアップしていきたいと思います。