一人の選手にくぎ付けになった話
またラグビーの話。
スーパーラグビーAUの準決勝と決勝。私は一人の選手にくぎ付けになった。あのころんとした身体つき、手足が短くて、丸っこくて、それがものすごいスピードで走る。3番のプロップなのに、ものすごいスピードで走って相手選手を何人もなぎ倒してゴールまで走る。目が離せなかった。
タニエラ・トゥポウ。トンガ出身だそうだ。私は「にわか」にありがちの、バックス好きだ。というか、フォワードの選手はどうしても覚えられない。みんな似ているのだ。特に外国の選手は。覚えなくてごめんなさい。
でもトゥポウは一発で覚えた。バックスの選手のように右に左にステップを切ったりしない。ボールを持ったらまっすぐ走る。前に何人の敵がいようともおかまいなくまっすぐに突っ込む。彼を抑えようと正面から立ち向かう相手選手も、きっとこわいだろうなあ。絶対になぎ倒されるから。
ひたむきに走る姿とパワーにくぎ付けだったが、たまらないのはあの体型だ。フォワードの選手らしく大きくてたくましいが、全体のバランスが丸っこくてかわいらしい。日本の選手だと、ヤマハの日野選手の体型が好きだ。
ということで、ラグビーが好きで、なかでも選手のカラダつきが好きだ、という話でした。