道後温泉本館 に乾杯。 ~ day 281 (20200418)
「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを文章にしてます。
281日目。
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この日のビールは、道後ビール 。
地ビール解禁の時にいち早く、地元の 水口酒造 が醸造をはじめました。
道後温泉のすぐ横にある 道後麦酒館 では、湯上がりビールとして地元の旬の味覚と一緒に楽しんでいただけます。
「 地 」ビールとしての成功例のひとつかな、と。
しかしながら、非常事態宣言が全国に拡大 されたこともあって、この日から道後温泉の主な入浴施設は臨時休館。温泉街も閑散としているそうです。湯上がりビールはしばしの間、お預けです。
で、いまのような状況になる前に、今治本社に出張していた相方が、おみやげに買ってきてくれていたのが、このアルト。夏目漱石の小説「坊ちゃん」のヒロインにちなんで、別名を マドンナビール 。
カラメルモルトのほのかな甘みに、香ばしい風味。ドライでさっぱりと、キレのある造りになっています。マドンナのように、女性的な感じではないですね、笑
さて、その道後温泉。3000年以上の歴史がある日本三古湯のひとつ。愛媛・松山を代表する観光地です。
シンボルとも言える本館の建物は、日本の公衆浴場としては初めて、1994年に国の重要文化財に指定されながら、現役の公衆浴場として営業を続けています。観光客だけでなく、地元のひとも数多く利用している施設です。
明治時代に改修されたその建物は、大正〜昭和〜平成と、100年以上の間に増・改築されて、いまの複雑な形になっています。
令和に入った2019年からは、大規模な保存修理工事に入っていますが「 道後REBORN プロジェクト 」として、工事中にも魅力を損なわれないような取り組みになっています。
築125年を超える道後温泉本館を未来に受け継ぐ保存修理工事が始まりました。重要文化財の公衆浴場を営業しながら保存修理工事をするのは日本初。
時代を超えて人々を癒す道後温泉の再生の物語を、時空を超えて人々を導く永遠の生命の象徴、手塚治虫がライフワークとして描き上げた「火の鳥」が見守ります。
手塚治虫さんの 火の鳥 を再生のシンボルとして、ライトアップやオリジナルアニメーションなど様々なコンテンツが用意されてます。( こちらもしばらく休止… )
この保存修理工事の話を最初に聞いた時、まだどのような形で工事が行われるか?わからなかったこともあって、道後温泉本館のいまの形を残したい、と取り組んだことがあります。
それが、「 タテモノ ノ モケイ 道後温泉本館 」。
かみの工作所 で知られる福永紙工さんに協力いただいて、およそ250分の1で忠実に再現したペーパーモデル。パーツはあらかじめカットされていて、はさみいらず。組み立ても、糊を使わないはめ込み式になっています。
この企画を思いついて、松山市の道後温泉事務所にご相談したところ、快諾をいただいたばかりか、細かな部分まで監修していただきました。
完成度は高いと自負しています。
でもね、地元のみやげもの屋さんでは、数カ所を除いてほとんど扱ってくれず…いまはこの Amazon でぽつぽつ出て行く程度。
STAY AT HOME のこのご時世、道後ビールを片手に、道後温泉本館のペーパーモデル作りはいかがですか?
ごちそうさま。
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