70シーズン目の F1 に乾杯。 ~ day 181 (20200109)
「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを文章にしてます。
181日目。
この日も帰りに、北摂スパイス研究所 に寄りました。
オーダーしたのは スタウト 。
コーヒー的でもあり、ダークチョコ的でもあり。しっかりローストされたモルトの風味が立つ、キレ味のよい黒ビール。
☆2009年 World Beer Award 世界金賞受賞
☆2013年 International Brewing Awards 銅賞受賞
☆2014年 World Beer Awards 世界金賞受賞
☆2016年 World Beer Cup 世界金賞受賞、
と、何度も世界一に輝いている、箕面ビール を代表するビールです。
さてこの日、スマホでニュースをザッピングしていたところ、ある記事に目が止まってしまいました。
…こどものころからの F1 についての思い出が、一気に蘇ってきました。
この世代の男子は、スーパーカーブームのど真ん中。
そこから私的には「サーキットの狼」を経由して、 F1 へと関心が移って、跳ね馬フェラーリや、黒いボディに金色のレタリングの JPS 、タイレルの6輪車とか、公道では見ることのできないユニークな造形のクルマたちに興味津々。とはいえ、当時は接点は雑誌くらいしかなくて、たまにダイジェスト番組が夜中に放送されていただけでした。
一時、関心は薄れていたのですが、1985年(阪神日本一!)に Number というスポーツ専門誌を買い始めたのをきっかけに、その読み応えのあるレポートで F1 熱が再び蘇ることに。
それらの記事を通じて、モータースポーツジャーナリスト・今宮純さんを知りました。
1987年に F1日本GP が復活したことと、中嶋悟 選手が ロータスホンダ からフルシーズン参戦したことをきっかけに、フジテレビが F1 全戦のテレビ中継をはじめました。
その実況の解説が、Number で F1 の記事を書いていた今宮さん。
初めて聞く声は、落ち着いたトーンで、状況ごとの的確で丁寧な解説は、F1 への理解を深めるのに、これ以上ないガイドラインでした。
当時は、ウィリアムズ、マクラーレン、フェラーリ、ロータスといったチームが覇権を競っていた中に、ピケ、マンセル、プロスト、セナを中心に、個性豊かなドライバーたちが居て、そこに中嶋選手が割って入る構図。
イギリスGPでの、ホンダ勢の1〜4位独占(マンセル、ピケ、セナ、中嶋)には、本当に興奮しました。
その舞台となったシルバーストーンには、2001年に F1 を見に行きました。
SQUARE のテーマ曲、古舘さんの実況、川井さんのピットレポート、多種多彩なプレイヤーたち…ひとつの完成されたパッケージでした。
セナと中嶋さんの走りをリアルで見たくて、予選でしたけど鈴鹿にも行きました。
でもこの時に、ひとつの時代が終わって、
それから、いろんなドライバーやチームといったプレイヤーが入れ替わり、立ち替わり…
そして地上波での放送がなくなったことをきっかけに、しばらく F1 の中継からは遠ざかってしまいました。
でもホンダが再度サーキットに帰ってきて、CSで F1 を見るようになって(再放送ですけど)、再び、今宮さんや川井さんたちの懐かしい声。
そして昨年、ついに レッドブル・ホンダ が優勝!
今宮さんは昨年末の Twitter で
と、つぶやかれてます。さぁ、これから!
…でも、これが最期の投稿になってしまいました。
ここで語られているように、2020年は F1GP が始まってから70年目。
1950年にF1世界選手権が始まってから70年。現在まで746人のF1ドライバー、150以上のチームが参戦し、33人のF1ワールドチャンピオン、108人のグランプリウィナーが誕生した。
FIAでは、記念のロゴマークを掲げて、今年のグランプリを盛り上げていこうとしていた矢先…
ここで、今宮さんの解説を見聞きできなくなることは、とても残念ですが、ホンダ勢の活躍が何よりの手向け。
レッドブル・ホンダには、ぜひドライバーズとコンストラクターズの2冠を達成して世界一になってほしいところ。
その時には、再び世界一のビールで乾杯です!応援します!
ごちそうさま。R.I.P.