ハレバレゴールデン で乾杯。 ~ day 569 (2021.01.31)
「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを記事にしてます。
569日目。
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この日にいただくのは、京都与謝野酒造 のビール。
京都の北部、与謝野町でのホップ栽培のことは、京都醸造のこのビールを呑んだ時に少し書いてます。
ホップ栽培のきっかけとなったのが、藤原ヒロユキ さん。
NHK の 新日本風土記 という番組の「 ビール 」という回で、与謝野でのホップ栽培が紹介されてました。
その時は ” ホップ農家 ” とテロップが入ってのご出演。
そのまたの姿が、ビール評論家 で イラストレーター、そして 日本ビアジャーナリスト協会 の会長でもあります。
日本の クラフトビール の中心に居るひと。
藤原さんが、ご縁のあった 与謝野 に植えてみた 3本の苗 がすべての始まり。それがきっかけで、近隣の農家のみなさんとホップ栽培に携わることになり、さらにそのホップの魅力を最大限に活かすことのできるビールを造ろうと、立ち上げたのが ” 京都与謝野酒造 ” 。
” Hop-Up Beer / ハレバレゴールデン ” は、その藤原さんが満を辞して世に出すビールです。まだ醸造設備がないために、製造は 常陸野ネストビール に委託されています。
缶に描かれている独特のタッチのイラストは、藤原さんの画。
地元の 大江山連峰 を代表する野生動物、シカ と オオタカ が乾杯してます。
スタイルは、フレッシュホップ・ヘイジーゴールデンIPA 。
そこに使われているのは、与謝野産の コロンバス、ナゲット、マグナム というホップ。それを惜しむことなく、メジャーの一般的なビールに対して、10倍以上の量が投入されていること。
ということで、とにかく香りがたのしい。柑橘系のフルーツっぽくもあり、ハーブのようでもあり、しっかりとした個性の主張。そして、さわやかな苦みとスパイス感。風を受けて、草原の中に立って居るような。
与謝野産のホップの特徴として、熟したホップのみを手摘みしていること。そして、収穫した日のうちに真空パックして、急速冷凍。そのことで、ホップの強烈な香りを、劣化することなく封じ込めることができるそうです。
そんなこだわりのホップを、ぜいたくに使っているからこその、この風味。
そんな与謝野は、雪景色だそうです。
これが、初夏にはホップの蔓で一面の緑色に変わるんですね。
収穫体験に行けるといいなぁ。
とか、思いを馳せて、ごちそうさま。