宇奈月ビール・ケルシュ で乾杯。 ~ day 568 (2021.01.30)
「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを記事にしてます。
568日目。
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この日も、普段はあまり見かけないビールを見つけたので、そちらをいただきます。
「 宇奈月ビール・ケルシュ ” 十字峡 ” 」。
宇奈月ビール は1997年の開業。
酒税法の改正で地ビールが解禁になった時に、旧宇奈月町の第三セクターとして誕生。
黒部産二条麦と、黒部川の名水を使ったビールを醸造することで、黒部渓谷の入口で、宇奈月温泉をはじめとした地元の町おこしのきっかけに、という思いからスタートしたそうです。
今回いただくのは、ケルシュ というスタイル。
澄んだゴールドカラー。さわやかなフレッシュフルーツの香り。舌先に軽い酸味。かすかな渋みと軽快な苦み。キレのよい後口。
黒部渓谷の景勝地、” 十字峡 ” の名前が添えられてます。
このビールのような感じのさわやかな場所なのかな?とぐぐってみると、黒部川と剱沢が文字通り十字に交差しているところだそうで、黒部ダムから、断崖絶壁を徒歩4時間も歩いてようやくたどり着くような場所だそうです。おさんぽ感覚で行けるような場所ではないようで…汗
この黒部の地も ブラタモリ で紹介されています。
黒部ダム にフォーカスされていますが、黒部渓谷に巨大なダムを造ることになったのは、この急峻な地形の成り立ちに理由があったとのこと。
その黒四ダムの、建設の困難さを描いたのが ” 黒部の太陽 ” 。
石原裕次郎と三船敏郎。日本を代表する二人の映画スターが、限りない映画への夢を抱いて実現させた世紀のプロジェクト。
昭和30年代、不可能と呼ばれた黒部ダム建設に、文字通り命を賭けた男たちのドラマを、映画演劇人総出演の豪華キャストにより、
かつてないスケールの空前のスペクタクル映画。
最初の公開から長い間、上映が封印されていて、いわば幻の映画でした。
2012年に震災へのチャリティー企画として、全国各地で上映。そして、石原プロモーション50周年を記念して、いまでは、映像ソフトとして販売されています。
その石原プロも、2021年1月に58年の歴史に幕を下ろしました。
” 黒部の太陽 ” は、そのチャリティー上映の時に映画館に見に行きました。CGとか使われているわけでもないし、当時の撮影の困難さも感じられて、とにかく凄まじい迫力でした。
その当時の宿営地のひとつが、宇奈月温泉 。
昭和の遺産とも言える 黒四ダム、一度は見ておかないとなぁ…
ごちそうさま。