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リニューアルした新風館 で乾杯。 ~ day 337 (20200613)

「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを文章にしてます。
337日目。
これまでのログは → こちら

この日は朝から、「 IKEUCHI ORGANICのオンライン工場見学 」のお手伝い。

初っ端から Zoom と公式 Facebook アカウントの連携ができないというトラブルが発生して、一体どうなるの?という状況でしたが、場所を YouTube に移して、十数分遅れでなんとか開始。

始まるまでの間も、多くのみなさんにあたたかく見守っていただいて、そういうトラブルもイケウチらしいといいましょうか…苦笑

動画はすでに非公開となりましたが、工場見学の様子と、みなさまからの温かいコメントは、Twitterの「 #イケウチのオンライン工場見学 」で見ていただくことができますので、ちょっとのぞいて、雰囲気だけでも感じてみてください。

イベントが終わって、リニューアルオープンした 新風館 に行ってみました。もともと4月の予定でしたが、延期されて6月11日にオープンしたばかり。

シアターショップ&レストラン、そしてアジア初の エースホテル からなる、複合施設。

施設内に多くの人が入らないように、整理券が配られて、滞在時間が区切られています。なので、館内はそれほど混雑するわけでなく、ゆっくりと見て回ることができました。

かつての新風館の雰囲気とは、まったく違う内外装は、建築家の隈研吾さんの監修。木と、石と、土と、紙と、布と…自然由来の素材が効果的に使われています。

中庭もすっかり雰囲気が変わりました。

雨に濡れて、つやっぽくなってよい感じです。

期せずして知り合いに出逢ったりしながら、ひととおり見て回って、最後にお目当のお店に向かいます。

「 DIG THE LINE BOTTLE & BAR 」は、国内外のクラフト酒類の流通を手がける会社がオープンした、ボトルショップ&バー。あまり普段馴染みのない、ヨーロッパのビールが置いてあるということで、オープンするのを楽しみにしてました。

この日のオンタップから、スタッフさんと話しながら一杯目のビールを選びます。「 SLICE & DICE 」スウェーデンのブルワリーから。

少しにごり気味のブロンドカラー。きゅうりを使ったゴーゼです。
きゅうりそのものではないにしても、少し青い風味と苦み。さわやかな乳酸の酸っぱさ。あまくなる前の、若いスイカ。

ゴーゼは、乳酸発酵の過程で塩を使って醸造するビール。
フルーツと合わせることが多いと思うのですが、野菜も合うってことですね。トマトとかもいいかも?

二杯目は、「 BRANIE 」オランダのブルワリーのもの。

にごりのある、赤みがかったゴールド。バーボン樽で熟成された、ワイルドエール。要するに、自然発酵でできたビール。ベルギーでいうところの、ランビック。
まずは樽香。でも、わりと最初のひとくち目だけで、あとはそこまで響きません。酸味がそれほどでもないのは、熟成されたことで落ち着いているからかな、と。呑むにつれて、徐々に表情が変わっていきます。いいバランス。

バレルエイジ加工は、アルコール度数の強いビール向きかと思ってたのですが、こういうビールでも合うんですね。

外は雨が強くなってきて、雨宿りがてらここまでの長逗留。

呑みながら、スタッフさんとあれこれお話をしてました。
お互いにサワー系のビールが好み、ということで盛り上がったところで、秘蔵の一本を出してきてくれました。

かわいいラベル。「 CUTE & SOBER 」はフランスのブルワリーから。

ラズベリー(フランスだからフランボワーズか)とそばの実を使ったフルーツエール。ですが、アルコール度数が0.8%、とほぼノンアル。

ラズベリーの甘み。そばの存在はちょっと分かりません。小麦やオーツ麦と一緒に、穀類の一部になってる感じ。モルト感があるので、ジュースとは違う呑みもの。

これはこれでおいしいビール。

話もたのしくて、ビールもおいしくて、空間も心地よくて。結局2時間以上滞在してました。

いいお店。また呑みに行こうっと。

ごちそうさま。


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けんたろう/ろくろ
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