びわ湖真珠 に乾杯。 ~ day 551 (2021.01.13)
「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを記事にしてます。
551日目。
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今回は、ビールは完全におまけの回です。最後にちらっと、笑
唐突ですが、琵琶湖で淡水パールが養殖されているって、意外と知られていないかと思います。
ミキモトが開発した、一般的な海での真珠養殖は、貝殻で作った核を母貝に入れて、その核の周りに真珠層ができることで真円に近い真珠になります。
” 有核真珠 ” という養殖法です。
生まれ故郷の愛媛・宇和島は、その有核真珠の養殖では一大産地。
こどもの頃には、養殖筏に社会見学に行ったり、同級生の家が真珠養殖をしていたりと…
みかん と並ぶ身近な地場産業でしたが、普通はよく知らない業界ですよね?
さてその 有核真珠 に対して、びわ湖で開発されたのは、核を使わない、真珠層100%の ” 無核真珠 ” 。色やカタチが個性的な真珠になります。
しかし、その個性豊かな玉たちは自然にできるのではなく、職人たちがお互いに技術を切磋琢磨した賜物。ある程度のカタチを想定しながら、作業をするのだとか。
その高い品質が評価されて、かつては世界中で人気を誇り、そのほとんどが輸出されていたために、国内ではほとんど流通していなかったほど。しかしながら、琵琶湖の環境悪化の影響で養殖業が大きな被害を受けたことで生産量も激減。生産者もいまでは10軒ほどという状況に…
そのびわ湖産の淡水パールを専門で扱っているのが、大津市にお店を構える ” 神保真珠商店 ” 。
びわ湖真珠に魅入られて、その3代目として家業を継ぐことになり、その魅力を積極的に発信しているのが、杉山知子 さん。
1月17日と24日、FM京都/αステーション でオンエアされる、ナガオカケンメイ さんの番組、” LONG LIFE DESIGN RADIO ” のゲストに登場しますので、ぜひお聞きくださいませ♪
海水と淡水の違いはありますが、同じ真珠の産地つながりということで、真珠についてみなさんにも知っていただきたいな、と。
この収録の時にご一緒させていただいてたんですけど、ご本人の魅力はもちろん、いまに至るまでのストーリー。そして、その 真珠愛 と びわ湖愛 がステキです。
さて、この日のビールは、Warsteiner PREMIUM BEER。
ビール純粋令に則って、麦芽、ホップ、酵母、水 のみで造られている、正統派のピルスナー。
缶を買ってみたんですけど、随分と前ですが、瓶ビールを呑んだ時に記事にしてたということで…
今回はビールそのものについてはスルーということで、ご容赦ください。
ごちそうさま。