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ふたりの設計士 に乾杯。 ~ day 197 (20200125)

この日の夜、IKEUCHI ORGANIC KYOTO STORE では、2020年最初のイベントがありました。

その後は、関係者のみでこじんまりと打ち上げに。

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ストアの近くのお店で、ハートランドをいただきます。乾杯。

さて、それより3時間ほど遡って、開催されたトークイベントは、題して

『建築設計士 黒木裕行 × タオル設計士 池内計司 「心地良い空間とタオルのお話」』

黒木さんが整えた空間とIKEUCHI ORGANICのタオル、
この2つが作り出す空気がとても心地良いのです。
「どうしてこんなに心地良いんだろう?」
黒木さんが作る空間と代表池内が作るタオルを通して2人の大切にしているモノ・コト・思いを存分に語ります。

黒木さんは、各地の古い建物を、宿や飲食店に改修することで、その地域の活性化のきっかけにする事業に関わっていらっしゃいます。
その大元は、「 美しき日本の残像 」の著者である、アレックス・カー氏と一緒に、京都に 庵町家ステイ という町家の宿を手がけたことにあります。

黒木さんとは、かれこれ10年近いお付き合いですが、これまでは一緒に呑みながら断片的に聞いていたお仕事の話を、改めてうかがうことができました。

ジャンルの全く違うふたりの設計士ですが、トークセッションを通じて、共通することがありました。

ひとつは、ユーザーのことをとことん考えること。

IKEUCHI ORGANIC にとっては、そのままタオルの使い手のことです。どういうものが求められているのか?それに対して、なにを提供できるのか?

一方、黒木さんの場合、公共の仕事で呼ばれて地方に行くことが多いのですが、発注者の行政の方だけをみてしまうと、使い手の目線が欠けてしまいがちになるケースを、これまで数多く目にしている、と。
なので、自分としては、まず現地のキーパーソンを見つけ出して、彼らをプロジェクトの中心に据える。そして、自分が居なくなった後でも引き続いて、スムースに運営が続いていくように、地元の人たち=ユーザーの”自分ごと”にすることを考えている、と。
そのためには、とことん納得いくまで付き合うそうです。

もうひとつの共通点は、続くことを考えること。

IKEUCHI ORGANIC は長く使い続けられるタオルであることが大切で、世の中に負荷がかからないことを目指しています。

黒木さんは、自分の手がけたプロジェクトは、そこで終わりではなく、次の世代の手に渡って、リニューアルを繰り返してさらに続いていくためのもの。その土台作りに過ぎないと言われてます。

ちょっと長いですが、Facebook に LIVE動画 があがってますので、どうぞご覧ください。

回想から、再び打ち上げに戻って、おいしい料理をいただきながら、たのしい話が続いていきます。

ごちそうさま。


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けんたろう/ろくろ
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