My cementation process of Indirect Restoration (CAD/CAM resin crown) ”予知性の高い修復処置を行うために” Part.1
今回は私の行っている日々の臨床業務の中から、
CAD/CAMレジン冠による修復に関するお話をさせていただこうと思います。
写真は二ケイ酸リチウムを使用したセラミック修復ですが、このように
全周まるまる削ることのない、健全エナメル質を十分に残したような
昔では考えられない設計であったとしても、しっかり接着させることで長期に機能します。この症例は現在3年経ちますが、問題なく機能しています。
まずは、レジンブロックによるCAD/CAM冠の保険収載に関する遍歴です。
2014年に保険収載されて以降、条件付きの項目もありますが、単冠補綴では7番以外の全ての歯に適応となっており
部位は限られているものの、④5⑥Brにおいても保険適応となり、その適応範囲は年々拡大しています。
しかしながら、FMCを長年使用していた先生方からの
CAD/CAM冠の破折や脱離といった不安の声が聞こえてくるのも事実ではあります。
では、2本の文献を通してCAD/CAM冠の長期予後についての考察をしていきましょう。
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