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ダメを詰める(甲州街道・大菩薩ライン)

行った場所を赤い点で記録してくれるGoogle Mapsのタイムラインの空白地帯は、まだ行ってないエリア。

囲碁の一番最後に行うダメを詰めるような感じで、空いた場所に行ってみたくなった。よく考えたら、高尾から先は中央道を使うことが多く、国道20ってバイク以外でもあまり走った記憶がない。

2024年9月21日(土)。出発は朝4時。十五夜から4日経って、右下が欠けてきてるものの、まだまだ明るい月を眺めながら今日は環七で国道20に向かう。

日が昇ったら、今度は白くなった月を見ながら国道20をひたすら西に走る。国立府中ICを過ぎたあたりから、道は郊外の雰囲気に変わってくる。

コンビニも入りやすい感じになって来て、日野のローソンで休憩。最初の目的地の四方津しおつ駅までのルートをここで確認。

山梨のマチュピチュともいわれるニュータウン「コモアしおつ」と四方津駅を結ぶ約200m「コモアブリッジ」は斜行エレベーターとエスカレーターの構成で、いかにも1980年代っぽい。大切に使われていて、とてもキレイ。

外出するために降りてくる人の中、ひとりで斜行エレベーターを使わせていただき、4〜5分でニュータウンへ。街は湊かなえの小説に出て来そうな感じ。

帰りは長いエスカレーター。橋はいわゆる近未来っぽく、外の緑はジュラシックパークっぽい。素敵な場所。

次の目的地は笹子峠。旧道を登る途中にある大きな看板に吸い寄せられて、矢立の杉に立ち寄る。

笹子川の源流近くの杉林の中、太くそびえる老木は、中は空洞、先も途中で折れている。満身創痍の荘厳さ。

ハイキングか自転車・バイクのツーリングでないと厳しい場所だけど、見学用のデッキが整備されているので、ここでお弁当とか良さそう。

ほどなく、笹子峠に到着。トップの写真が大月市側、上の写真は甲州市側。

山梨での目的は信玄餅の購入だが、ちゃんと調べてこなかったので、工場は見つけられず、道端の観光スポットはブドウ園ばかり。

さまようこと1時間半。金精軒の信玄餅は出会えたけれど、頼まれたのは、桔梗屋の信玄餅。ああ、昼を回ってしまった。飯も食ってないけど、あきらめて帰ろう。

帰り道の大菩薩ラインは競うように走る車が多い印象。苦手ルート3選に入れとこう。(ちなみに他は、いろは坂、渋川松井田線)

途中で大菩薩峠の標識の誘惑に負けて峠道に入ってしまう。後で考えたら、笹子峠から道の駅甲斐大和に立ち寄って大菩薩峠を越えて奥多摩に戻るコースがスマートだったと反省。弁当持って再挑戦しよう。

最後に立ち寄った「道の駅たばやま」でようやく桔梗信玄餅を発見。よかったー。

丹波山たばやまからはひたすら走る。奥多摩〜青梅〜瑞穂~所沢~清瀬~新座〜朝霞と下道で頑張ったけど、力尽きて和光から外環で帰宅。

この一年で、よく、ナビ無しで真っ直ぐ帰れるようになったもんだと感心する。そして、バイクに乗ってるだけで楽しいなんて幸せな人だとあらためて感じた一日。326km、12h13m。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。雨が止むのかわからないけどこれからジョギング行ってきます。

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