はじめての温泉ツーリング(那須町)
去年の10月、那須高原に行ったときに教えていただいた鹿の湯。はじめての温泉ツーリングに満を持しての挑戦。
2024年10月25日(土)。去年と同様、4時過ぎに出発。国道294をひたすら北上してる間に筑波山の方から空が白くなってくる。
道は真岡から国道408に変わっている。宇都宮の清原工業団地でライトレールに会えた。新4号脇の車庫に停まってるのは見てたけど、動いてるヤツは初めて。
宝積寺から那須町までは国道4を走る。那珂川を渡ったら左折して、殺生石を目指してアカマツ並木の県道17を登ってく。
8時前に無事到着。まずは割れた殺生石のあたりを散策。今年はなんだかコラージュっぽい写真が撮れた。
ここまでは、去年とほぼ一緒だけど、今年はここでいきなりメインイベント。そのまま歩いて近くの温泉に向かう。
朝8時オープンの鹿の湯。洗い場はない。いかにも湯治場といった感じで48〜41℃の風呂が升のように並んでる。強面の先輩たちは、サウナみたいにして楽しんでいる。
身体を洗うのが目的でない感じがバイク旅の途中と相性がいい気がするし、体に温泉の香りが残るのもなんだか良い。
まだ暖かい10月とは言え、早朝のバイパスを4時間走れば、やっぱり体は冷え切っている。42℃の湯船でゆっくり25分、汗が出る直前まで温める。良いお風呂。こうかは ばつぐんだ。
急に体を冷やさないよう温泉から1kmくらいの、つつじ吊り橋に立ち寄る。真ん中がドブみたいになってたので、高い所が苦手な私は端を歩く。
今回はロープウェイ方面には行かず県道290で山麓を北上。日当たりのいい場所が一部紅くなっているが、この辺りの紅葉はまだまだこれから。
国道289を西へ進む。最後の峠のトンネルを抜けた先には雲海がいた。前を走る車たちは吸い寄せられるように道の駅に入って行く。道の駅は大混雑。
塔の岪。陸中海岸殺意の旅をはじめとする、西村京太郎の事件現場や捜査でよく出てくるところ。駐車場の土産物店あたりからも雄大な崖が見える。
階段を降り、先に進むとまたもや吊り橋。小さいけれど揺れる。私が急ぎ足だから揺れるのか、揺れるから急ぎ足になるのか。
ゆったりと流れてるこの阿賀川。この先のルートを調べてるときに気づいたけど、下流は北の方。日本海に流れてる。
吊り橋から無事に戻って来て、会津鉄道の列車が見れそうだったので駅に向かう。「これからあれに乗るんだね」って声にこっちまで楽しくなる。
さて、今日は随分遠くまで来てしまった。帰ろうか。国道121・289・352・400が錯綜する道に戸惑いながら会津鉄道沿いに南会津町を抜ける。残念だけどここでは列車に会えなかった。
上三依塩原温泉口駅あたりで野岩鉄道に続いた線路とお別れ。変わった形の橋をくぐってすぐに右手に会津ラーメンの看板を発見。ちょうど温泉の効果が薄れてきたところ。すかさず効果を補充。
道の駅たじまでトイレを済ませ国道400を進む。ここからちょっと寄り道して、もみじラインへ。センターラインのある走りやすい道をみんなゆったり走ってる
今年はこの辺りの紅葉も、もう少し先のよう。10月上旬まで暑かったけど、ちゃんと紅葉してくれることを願う。
下りに入って車両が詰まって来たので、太閤下ろしの滝に立ち寄った後は、龍王峡から先は日光道・新4号で帰宅。この温泉には、野球の日本シリーズの頃にまた行こう。415km、11h12m。
最後までお読みいただきありがとうございました。吊り橋の緊張のせいか、なんだか筋肉痛です。