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目的地に着いたらみんなの出発地だった日(那須町)

天気予報では最低気温18度と過ごしやすい1日になりそうなので、まだ冬の準備も出来ていないにもかかわらず、紅葉を見に那須まで行った去年の秋の話です。

2023年10月21日(土)。気合を入れて4時過ぎに出発。まだ真っ暗な中、国道294をひたすら北上。

真岡から宇都宮の清原工業団地までは、まるで高速のような国道408バイパス。日の出過ぎの一番冷え込む時間帯の風に晒された手をローソンの肉まんと缶コーヒーで温める。

給油して国道4を走ること1時間半。日もしっかり出て暖かくなってきた8時、本日のスタート地点の那須塩原のファミリーマートに到着。今日はここから峠の茶屋まで栃木県道17を登っていきます。

県道17は、"元"那須高原有料道路のきれいな並木道。はじめはアカマツ、那須インターが近づく頃から樹種が変わりながら、なだらかな登りが続く。

その先にあるのは、九尾の狐伝説の殺生石とその周辺の火山ガスエリア。殺生石は2022年に割れてしまったそうで黄褐色の断面を見せている。

さすが元有料道路。ここからの本格的な上りには、つつじ吊り橋、恋人の聖地とされる展望台、駐車場の広い大丸園地と観光スポットが続きます。

さらに上って、那須ロープウェイ山麓駅の手前に「ここから約30分」の看板が立っている。その先、駐車場でちょっとした渋滞だったので、このあとの時間帯はすごいのでしょう。早めの時間に来てよかった。ここ、東向きだから日の出もいいかも。

9時に今日の目的地の峠の茶屋に到着。駐車場ならの景色を楽しんだあと山側に行ってみたら、みなさん登山の準備をしてる。

私も山之神の鳥居までは行ってみたけど、なんかちょっとさみしかった。

ふもと近くに降りてきて道の駅那須高原友愛の森で休憩。今日はほんとに暖かい。シーズン最後と思いながら食べるソフトクリームはうまい。

帰りは丘陵地帯を通る県道30で矢板方面に向かいます。途中ちょっと寄り道をして国道400を温泉街のほうに向かって、七ツ岩つり橋のあたりから、県道56の山道に入っていきます。

私は元々自転車の旅行が好きだったのでオートバイに変わっても、センターラインのある道をグイグイと登るというよりも、車通りの少ない1.5車線の道を周囲を眺めながらユラユラと登っていくほうが合ってるみたいです。

県道56に入ってすぐ、ほんとにこっちか?という感じの分岐で不安になりましたが、あとは少し細いところもあるけれどしっかり舗装された気持ちの良い道。

山道は下りに入り、少し経ったころ左手に見えた駐車場で休憩しようと思ったら「おしらじの滝」の看板。気になって、その先を歩いて降りてみることに。

看板の先は未舗装の急な斜面ですが、手すりが整備されていて部分的に階段になっているので、わりと歩きやすい。

降りること数分で滝に到着。滝壺とその先の緩やかに流れる川は深い紺色。大きくはないけれど、いい滝でした。

県道30に戻ってきて、おしまいに道の駅やいたで軽く昼食。というか本日2回目のソフトクリームを食べたような気がする。思い出すって難しいものだ。348km、10h6m。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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