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晩秋の神奈川ツーリング(ヤビツ峠)
紛らわしいけど去年の話です。免許取得1年目のうちに東京の向こう側に行っておきたいと漠然と考えていたのに先延ばしにしてた。そろそろ行かないと。そう思って出かけた日の話。
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2023年11月23日(木)。はじめての都内にビビって、まだまっ暗な5時に出発。蔵前橋で隅田川を渡り、浅草橋あたりから靖国通りに出た頃、空が少し明るくなってきた。
ほとんど車の通りがないおかげで無事に九段坂上から内堀通りに。国道246の起点、三宅坂を右折したのは6時。最高裁判所の裏手のイチョウが色付きはじめてる。
ここからは、国道246をひた走る。頭上の首都高と別れ、多摩川を渡り、色々な線路と交差して、海老名・厚木の町を大きく迂回しながら相模川を渡る。
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2時間後、そろそろスタート地点が近い気がして、愛甲石田のセブンイレブンでコーヒー飲みながら、あらためて地図を確認。峠の入り口は、この先のトンネルを越えてすぐの信号だ。
目指した新善波隧道が見えて来た。通り過ぎてしまわないように慎重にと思いながら、トンネルを抜けると思いがけず富士山が。絶対、今日一番の景色。このとき本当にアクションカメラに憧れた。
順調に峠道を走って最初の目的地「菜の花台展望台」に到着。朝早い時間なのに車やバイクが結構停まってる。
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良く整備された展望塔からも富士山が見えるけど、さっきのトンネルには及ばない。でも、登って来た方角に広がる相模湾と秦野・小田原の街並みは美しかった。
ここで引き返す人も多い中、次の目的地「ヤビツ峠」に向かう。運悪く出発早々、2台の路線バスに行く手を阻まれてしまった。諦めて峠まで自転車のペースでついていく。
峠に到着したのは9時。2台のバスから大勢の登山客が出てくる。ここ、大山の登山口だったか。なんか1か月前にも同じようなことがあった気がする。
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郊外の駅前ロータリーのような峠の光景に「想像してたのと全然違う!」って心の中で叫びながら早々に出発の準備を始め、裏ヤビツと言われる北側に向かう。
宮ヶ瀬方面に降りるこの道は、長く緩やかな下り坂。道は細いが、早い時間だったからか、わずかな対向車だけで後続車はない。景色を楽しみながらのんびり走れた。この道は好き。
10時。最後の目的地「宮ヶ瀬湖」に到着。下調べが足りず、良くわからないけどとにかく休憩。とりあえず目標の神奈川に入れたので、今日はこのまま帰ろうか。
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橋本を越えて多摩ニュータウン通りまで戻って来た。多摩市まであと少しのローソンで休憩。ここから昼間の都内に初挑戦。
関戸橋を渡って東八道路に入る。道に迷いながらも、どうにか環八に出れた。なのに、間違えて笹目通りに入り、さらに高島平に入り込んでしまったところで地図を確認。
戦意喪失した私は、遠回りだけど安心の国道298に逃げました。帰宅は15時。変な達成感も相まってシャワーの後のビールは旨い。233km、8h57m。
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最後までお読みいただきありがとうございました。