コーヒー豆の「ガチャ販売」で見えた3つのメリット 在庫と集客の悩みが一気に解決!?
こんにちは、mkです。
先月から始めた「コーヒーガチャ」(200g・1,000円で中身はお任せ)が予想以上の反響で、思わぬ発見がありました。今回は、このガチャ販売で見えてきた3つのメリットについてお話しします。
サンプル豆を気軽に仕入れられるように
コーヒー豆の仕入れって、実は結構悩ましいんです。新しい豆を取り扱いたいけど、サンプル(500g〜1kg)を買って試してみて、「うーん、これは...」となると、その豆が倉庫で眠ってしまう。
そんな経験から、新しい豆の仕入れに慎重になりすぎていた時期もありました。でも、このガチャのおかげで:
- サンプル豆が商品として活用できる
- 仕入れて商品化に至らなかった豆も無駄にならない
- むしろほぼ利益になる(サンプル仕入れ時の費用は既に計上済み)
結果として、より積極的に新しい豆を試せるようになりました。これは品揃えの幅を広げる上でとても重要なポイントです。
在庫管理の効率化
最近のコーヒー豆は値上がりが続いていて、定番商品の仕入れ価格も上昇傾向です。そんな中、新商品への切り替えを検討する機会も増えてきました。
ガチャ販売のメリットは:
- サンプル在庫の回転率アップ
- 保管スペースの有効活用
- 新商品のテストマーケティングとしても機能
特に、生豆の保管に余裕ができたのは大きな変化です。これまで「在庫が溢れそうだから新しいサンプルは控えめに」と考えていましたが、その心配が減りました。
購入者の「選択の悩み」解消
意外だったのが、お客様側のメリットです。
コーヒー豆って、実は選ぶのが難しい。産地、焙煎度合い、価格...様々な要素があって、初めての方はもちろん、コーヒー好きの方でも迷うことがあります。
ガチャ販売のポイント:
- 価格が分かりやすい(1,000円)
- 選ぶ手間が省ける
- お試し感覚で購入できる
実際、ガチャで購入された方が、次回は通常商品を選んで購入してくださるケースも増えてきました。まさに「入口」として機能しているんです。
今後の展開と課題
手応えを感じている一方で、改善点もいくつか見えてきました:
1. 商品構成
- 現状200g×1,000円
- 将来的には100g版も検討中
- ただし、小分け作業の効率化が課題
2. 価格設定
- 1,000円という分かりやすさは維持
- 内容量との兼ね合いを検討中
3. 販売方法
- 現状はオンラインショップのみ
- イベント販売での導入も検討中
まとめ
当初は「サンプル在庫の活用」という単純な発想から始めたガチャ販売。でも実際にやってみると、在庫管理の効率化、新商品開発の促進、そして何より新規のお客様との出会いのきっかけになるという、思わぬメリットが見えてきました。
小規模焙煎所ならではの「フットワークの軽さ」を活かした取り組みとして、これからも改良を重ねていきたいと思います。
ではまた。