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学習は業務時間内にするべきか、業務時間外にするべきか

この記事は、SOU-MU部 Advent Calendar 2022 8日目の記事です。

先日、弊社の教育プロジェクトの中で、教育は「業務時間内にするべき派」と「業務時間外にやって当たり前派」で対立してしまったので、私なりの考えをまとめてみました。

学習は業務時間内にするべきか、業務時間外にするべきか

私の結論としては下記の通りです。
「今」業務に必要な学習⇒会社主導で業務時間内
今は必要ないが将来的に必要になることの学習⇒個人で自律的に学習(業務時間外)

もう少し細かく説明します。

「今」業務に必要な学習というのは、業務に必要なスキルが足りていないために行う「訓練」です。
当然、会社としては給料分の仕事をしてもらうために必要なスキルなので、業務時間内に会社主導で行う必要があります。
もちろん、従業員には受ける義務が発生します。

今は必要ないが将来的に必要になることの学習は、「今」必要なわけではないため、会社として業務時間内に会社主導で行う義務は発生しません。
逆に言うと、会社は従業員に強制することもできないし、もちろん業務時間外に強制することもできません

つまり、会社主導の教育は「業務時間内」にすべきというのが私の考えです。

この辺りの考え方は、下記記事を参考にさせていただきました。

具体的な実施案

上記前提を元に、限られた資源(カネ・教育プロジェクトのリソース)で何ができるか考えてみました。

①全従業員の個人目標に学習目標を入れる(=業務時間内)

目標に入れることで、本人も取り組まざるを得ないですし、上司としてもバックアップせざるを得ない状況になります。
もちろん効果は限定的ですが、教育プロジェクトのリソースが少しで済むのが利点です。

②2:6:2の法則の6中の上位20%に注力(=業務時間内)

2:6:2の法則で従業員を分類した際の6のうち上位20%の方を「ポテンシャル人材」として注力します。
画一的な教育プログラムではなく、本人の状況に応じて本人や上司にヒアリングして決定します。
教育プロジェクトが一番リソースを使うのが、ここですね。

③自律的人材には福利厚生で支援(=業務時間外)

自律的人材には、自律的学習を行ってもらえるよう福利厚生で支援します。
例えば、Udemyやグロービス学び放題のような有料のeラーニングの費用負担、書籍購入の費用負担などが考えられると思います。
申し訳ないですが、あくまで福利厚生なので学習時間は業務時間外、もしくは、業務をやり繰りして捻出した時間ということになります。

全体像を図にすると、下記の通り。

正直、まだもやっとしている部分はありますが、一応自分なりに整理できたかなと思います。
うまくいかなければ、また考え直します。


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