CIRCLE'24
2024年5月18日土曜日、福岡の野外フェスCIRCLE'24に参加した。
CIRCLEに参加するのは2015年以来らしい。当時の目当てはサンフジンズ(奥田民生・岸田繁・伊藤大地のバンド)だった。なるほどサンフジンズを福岡のフェスで観たのは覚えていたけど、このとき細野晴臣が出ていたのは全く記憶にない。わたし生細野さん観てたんだ。
行きは電車で会場まで向かった。乗り継ぎの電車が満員になってしまいタイムロスしたため、会場に向かって歩いているときにトップバッターの折坂悠太の歌声が聞こえてきた。また会場でKIRINJIのタオルを買おうと思っていたけど目前で売り切れてしまった。次トップバッターからしっかり観たいorグッズを確実に買いたい場合は一本早い電車で行くことにしよう。
今回の出演者は
【CIRCLE STAGE】折坂悠太・KIRINJI・大貫妙子・大橋トリオ・くるり
【KOAGARI STAGE】Nagakumo・グソクムズ・TENDRE・never young beach
太字にしているのがしっかり観たいと思った出演者。
今回のメンツでアルバムを聴いたことがあったのはKIRINJIとくるり。大橋トリオはドラマ主題歌を聴いたことがあったくらい、グソクムズはラジオで曲を耳にしていいなあと思った程度。その他は1曲も知らない状態だった。
なのでフェス公式が作った公式プレイリストで予習をしていったのだけど、どれもいい!!なかなかこういう機会がないと新しい音楽を耳に入れることないなーと改めて自分の腰の重さに引いた。
公式プレイリスト、大変ありがたい。
KIRINJIまでに昼食を取ろう!とたこ焼き(明太子ソース)とチキンオーバーライスを購入し小高い所に落ち着く。いつの間にかKIRINJIのリハが始まり、連れが「あれシンリズムさんじゃない?」と教えてくれて連れの双眼鏡で確認。本人だ!!!
前回のワンマンからシンリズムさんのギターとルックスにときめいてしまったので、早く食べてしまわないとと焦るがチキンオーバーライスが意外と量があり苦戦。もう少し軽めのものを選べばよかった。おいしかったけど!
ワンマンのときと同じく上手側、7~10列目くらいに収まる。
周りはKIRINJI公式のバケハをかぶっている人がチラホラ。かわいい。シンリズムさんも公式の黒のバケハをかぶっていてかわいかった。グッズを身に着けてステージに出るという行為がかわいい。
メンバーみんな出てきてしっかりリハ!このあとの出演者もみんなリハ出てきていたけど、前からこんなだったかな。ありがたいね。
野外で観るKIRINJIは2015アラバキ以来だったけど(2015ばっかりだな)、もう最高!!お兄さんの作る曲・演奏・歌声、これらを5月の晴天の下で聴けるの最高以外の何物でもない!
「非ゼロ和ゲーム」ぶち上がった。歌える人がこんなに揃っていてあえてインストやるのもめちゃめちゃかっこよかった。「愛のCoda」のコーラスが美しかったな。。「時間がない」で〆るのも最高で。
前方で観たからメンバー全員は視界に入らなくて、うしろでステージ全体見渡せるところで観るのもよかっただろうなーと思う。体が足りない。もっかいこの時間に戻りたい。
ときたま顔を歪めてギターを弾くシンリズムさん素敵でした。演奏もコーラスも最高。手元をもっとよく観たかった!
グソクムズを座ってのんびり聴いたりしてる内に次は大貫妙子。
初めての大貫さん!達郎ファンになってから大貫さんといえば達郎さんの元バンド仲間。元シュガーベイブの大貫妙子が観れるだなんて!と今回のCIRCLEに参加しようと思ったきっかけのひとつでもある。
1曲目はサンデーソングブックで以前かかった「ピーターラビットとわたし」で唯一事前に知っていた曲だったからうれしかった。かわいい!
今までソロ曲をちゃんと聴いたことがなくて、大貫さんもCIRCLE公式プレイリストで予習していった。おかげであ、予習した曲だ!となって助かった。上質な時間だったな。
大貫さんの時間帯がステージへの日差しが強く「暑い(汗)」と顔の左側を隠しながら歌っていて、できれば日避けになってさしあげたかった。
ドットのシャツにピンクのボリュームスカートが大変キュートで素敵だった大貫さん、またCIRCLEに来てほしいな。次は時間帯を考えてくれスタッフさん。
大橋トリオ、ジャズバンドみたいで自由でかっこよかった。
「きのう何食べた?season2」の主題歌「カラタチの夢」、これドラマのオープニングで聴くたびに泣きそうになってたから聴けてよかった。
さて、通常ならこのあと大人気のnever young beachに行く流れなんだけど、私はオススメしてもらった常盤響のDJを聴きに行くことにした。大衆の評判より個人の趣味。常盤さんのこと何者かよくわからないままだったけど、こちらを選ぶ人生かなと思いながらネバヤンへ向かう人の流れに逆らいDJブースに向かった。
のんびり歩いていたら突然キリンジ(兄弟時代)の「都市鉱山」が耳に入ってきて、ギャ?!?となりDJブースに駆けて行った。小さなテントの下、人はまばらながらそれぞれぶち上がっていて既に最高空間。
「都市鉱山」は以前観たアラバキで演奏していてそれがあまりにも最高だったから今回もやらないかなあと期待していたから、本人達の演奏では聴けなくともDJで聴けてすっごくうれしかった。野外に合うんだよこれが。最高最高最高だった。
そのあとも電気グルーヴ「かっこいいジャンパー」「Shangri-La」や宇多田ヒカル「traveling」ブラックビスケッツ「タイミング」など中年のハートを突き刺す選曲にサイコー!だったんだけど、この日のピークは
山下達郎「FUNKY FLUSHIN'」で決まりだった(泣)
まさかここにきて達郎さんの曲を聴けるとは(泣)今回の出演者のバンTを持っていなかったため達郎Tシャツを着ていた私がいちばんぶち上がったよ。野外で聴く達郎さん、サイコー(泣)みんなも踊りまくってて最高だった。
みんな他人で個々で楽しんでる感じがほんとうによかった。こんなに楽しいと思えたDJイベントって初めてだったんじゃないかな(そもそもあまり行ったことないが)まず選曲が最高で、空間も開けてて。
また常盤さんのDJ聴きに行こう。
オオトリはくるり。少し後ろで立ち見。くるりってこんなに人気バンドなのね・・・と実感。学生のときに聴いていたけど最近は離れていた。
そんなだからあんまりセトリわからんかなーと思っていたけど、意外にも古い曲をたくさんやってくれて大体分かってよかった。
目の前の幼子もノリノリ。いいね。
混雑する前に撤退することにしたので終盤の曲は歩きながら。帰路で聴く「琥珀色の街、上海蟹の朝」、よかった!
帰りはシャトルバス。これが大正解。早めに出たというのもあってスムーズに博多駅に着いた。次回も帰りはシャトルバス使おう。
野外フェス自体が2年ぶりだったから、とにかく体力が持つか心配だったけどフェスの規模も小さめで、ジャンルもガッツ系ではなくゆったり楽しめる系で、気候も真夏に比べれば全然過ごしやすかったから思っていたより大丈夫だった。
サングラスを新調したのもよかったと思う。きっと疲労感が全然違う。サングラス大事!これからはマストアイテムだね。
九州ではなかなかこういうメンツが揃うフェスはないからCIRCLEがんばってほしい。また来年もいい感じだったら行きたいな!
共に行動してくれたいのさん、ありがとねー。