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勝手に読後レビュー【レモンと殺人鬼】溺れる様に読みました

どうも、みことのは です。
久々にミステリーを読了しました。

最近は動画や学びに偏っていたのもあって、ミステリーに手が伸びなかったんですよね。とはいえ好きなので、何とか気持ちをグッ!と引き寄せるミステリーはないものかと探していました。

そんな時に本作。
文庫なので新作の際に見逃したか・・・毎日の本屋さんパトロールでも見かけませんでしたが、気にせず手に取ると帯には【どんでん返し】や【二転三転四転五転】の文字が。


大好物です!食指が動き購入して読み始めました。300ページで読み進めやすく、仕事の行き帰り3日で読めました。

今回はそんな【レモンと殺人鬼】の感想とご紹介。
なるべくネタバレにならないように上っ面を触るような感想に努めますがw、ストーリーにも触れますので、その点はご容赦下さいませ。

・簡単なあらすじ


本作の主人公は女性。その昔、家族をある事件に巻き込まれて以来、不幸な環境に身を置く事になった女性。ある日、妹の身に降りかかる出来事から、過去も巻き込みながら主人公の周りが動き始めます。

こんな感じでいかがでしょうか。結構ネタバラずに触るのに頑張りました(汗)個人的な感想で恐縮ですが、最初は階段を上ったり降りたりするようなストーリー展開の印象。

ただ、途中からは【あともう1章だけ!2章だけ!】と夜更ししてでも読みたくなる感じで進みますので、これから読もうかなぁ・・・と思う方はご安心を^^


・二転三転四転五転するどんでん返しとは


帯で盛大に煽る【どんでん返し】。しかも二転三転どころじゃない。
その煽り文句が文字通りなのか、大げさな風呂敷なのか、それ自体は皆さんで確かめたほうが良いでしょう。

実際、読了した私の感想は【面白かった】です。
よくミステリー小説を読み進める上で使われる手法【どんでん返し】。エンタメの技法としてとても楽しめるものだと思います。


ですが、タイトル画像にも書かせて頂いた通り、今作のどんでん返しはどちらかというと【隠された情報を結果論でドンッ!と見せて欺くどんでん返し】では無く、【見せ方や意味合いを変えることで別の真実が浮かび上がるどんでん返し】ともちょっと違う、【手の混んだパズルのピースをはめて完成させてはバラして、今度は違う絵として完成させ直す】といったどんでん返しだという風に感じました。

それを何度も何度も。真実はどれか?
そもそも真実は1つだけなのか?


ハメ込むピースも、少しずつ違います。
よって、それだけの量の伏線が張られまくっています。

そんなエンターテインメントを楽しめる作品です。事前情報を得たり帯に煽られたりもしますが、【二転三転四転五転するどんでん返し】という言葉の波に乗っかって、溺れるように読み進めましょう^^


そんな今作【レモンと殺人鬼】の最後がどういう形でまとまるのかは、皆さん自身で判断してみて下さい。

ちなみに私は、【その先をいろいろと想像してしまう】ラストだなぁと感じました。

では、また。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。






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