おばあちゃん
先日、おばあちゃんのお通夜とお葬式に行きました。83歳でした。
ほんとは2ヶ月前にあと1週間持つかどうか、
と言われてました。
それで、最期は自宅で迎えさせてあげたいということで、自宅療養をとりました。
すると、ご子息や孫らが毎日来るわけです。
僕はいとこが19人いるのですが、看護や介護に携わる人が半分超えています。
毎日誰かがおばあちゃんの家にいてくれて、見守っている状態でいました。
シフト表で誰が入るかも1週間ごとに決めていました。
病院だったら1人で寂しいかもしれないけれど、家に戻りずーっとご子息に見守られて、おばあちゃんめちゃ嬉しかったんでしょうね。
大切にしてくれるみんなのおかげで1週間のところが2ヶ月も生きることができました。
お葬式にもたくさんの人が来てくださり、火葬場に行くバス2台が補助席含めいっぱいになりました。
たくさんの人に別れを惜しまれて、おばあちゃんは本当に幸せだったと思います。
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お葬式でみんな各々別れを惜しんでいたわけですが、弔辞ということで、お偉いさんみたいな方が来られて読んでくださったんですね。
そこで衝撃的なことがありまして、
僕のおばあちゃん
“はやこ”
という名前なんですけど、
そのお偉いさんなんと、
“はつこ”
と仰られたんですね😆
1回目“はつこ”と言われたときは聞いてなくて気づかなかったんですが、周りがザワザワしてて、なんだろうと思ってました。
お葬式の列では、おばあちゃんの息子娘が一番前で座ってるのですが、もうすごい首の曲がりようでした。
2回目言われた時に気づきましたが、周りがコソコソと話して首をかしげたりもしていました。
3、4回ほど“はつこ”と言い間違えたように思います。
お葬式ってその人にとっては現世で名前を呼んでもらう最期で一番と言っていいほど大事な行事じゃないですか。
そこで名前を間違われたら、たまったものじゃないわけですね😆
そして、弔辞が長い長い。
校長先生のお話みたいでした。
そんなこんなで、
(いつ終わるやろか?)
と思いながらラストスパートを迎えました。
そして最後、名前を呼ぶときだけ、
やけに間を置いてからゆっくりと、
“はやこ”
と言いました。
(なんで最後だけ合ってんねん!!!)
と心の中で全力で突っ込んでから、猛烈な笑いが襲ってきました。
けど、ここはお葬式の場、確実に最も笑ってはいけない場所と言っても過言ではありません。
なので絶対に笑ってはいけない!!!
と自分に言い聞かせるのですが、
笑ってはいけないと思えば思うほど笑いがこみあげてくるのが人間なんですね。💦
僕はおばあちゃんのお葬式にもかかわらず、
「ブフォ!!!」
と声が出てしまいました。
もうそのあとは全力で声を沈めて顔を下に向け両手で顔を隠しました。
まるで泣いているかのように鼻をすすっているふりをしていました。
ほんとハラハラしました。
そういえばお通夜のときも焼香のやり方がわからくて焦ってました。
なので後から来たいとこの動きをそのまま真似てました。
火葬場のことを焼却場と言ったり、棺(ひつぎ)のことをお櫃(おひつ)と言ってみたり、いとこは面白いなあと思います。
あと、ご来賓の方々にお礼として紙袋が渡されていたのですが、その紙袋に大きく
“TK”
と書かれた文字がプリントされていました。
TKといえば、
“KIKUCHI TAKEO”
だなと思って、
(すげえ!何入ってるんやろ!)
と楽しみにしてました。
紙袋をもらってみるとわかったんですが、
TKは“KIKUCHI TAKEO” じゃなくて、
T典礼 K会館 (式場)
の略だと気づきました😆
まあちょっと落胆しましたが、今治タオルが入ってたのでよきです。
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