映画「太陽とボレロ」での推しの演奏が合奏の楽しさを思い出させてくれて泣きまくった話
ネタバレ配慮ないので読みたくない方は注意。メモ書きのような感想。以下、敬称略。
私は20年前に吹奏楽部に在籍していたが、最近は吹奏楽に触れる機会も全くなくなり、合奏の楽しさの記憶も薄れていた。しかし、標題の映画を見て推し(町田啓太)が演奏している様子を見て、合奏の楽しさを思い出した。最後のボレロの合奏では終始ずっと泣いてしまった。推しの立場になって聴くと、大変嬉しかっただろうなと想像し、また合奏をやりたいという気持ちも相まって感動と切なさが入り乱れて涙が止まらなかった。
それにしても推し、アンサンブルを聴いた限りでは、高音が出ているし、息が多めに思えるもののかなり上手いのでは…?と感動してしまった。
基本的には音楽を聴いて感動して泣くことが多かったが、コメディ部分も楽しかった。というか推しの出番がかなり多かったので驚いた。名前が大きく出ているだけあるなぁと思った。コメディ部分の演技もいいなと思った。理子と鶴間にこっそりついていくところや、課長や片岡(河合我聞)の話を聞いているようで聞いていないところとかも、キャラクターがよく出ていた。
片岡といえば、あかり(森マリア)と推しが片岡の家に行く部分があるが、片岡役の方、よくあの姿をやってくださったなと思った。同じ意味で理子のことを好きな元同僚も。多分そのまま見てしまうとショッキングさが強く目を背けてしまうが、あかりの聴く白鳥の湖をBGMにしたのは上手くショッキングさを和らげてくれていたと思う。「馬鹿野郎」の一言が無ければもっと誤魔化せたと思う。
そんな訳で音楽だけでなくシリアス部分もコメディ部分も合わせて楽しめた。この作品に出会えたきっかけをくれた推しと、推しにオファーしてくださった水谷豊監督に感謝したい。
惜しいのは、この作品がDolby 7.1chに対応していることを後から知ったこと。これは事前に情報収集を怠った私の落ち度。今度はDolby7.1chに対応したスクリーンで鑑賞してみたい。
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