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2年目講師が新入社員に聞いてみた!~開発技術研修・OJTで成長したこと~


1. はじめに

開発技術研修・OJT*を受けた新入社員の近藤と丹村が、果たしてこの研修でどのように成長したのか…。
入社2年目で講師を務めた下郡と吉岡が直接聞いてみました!

*OJT(On the Job Training)とは?
職場で実際の業務を行いながら学ぶ研修方法

2. そもそも開発技術研修・OJTって何?

技術部門に配属される新入社員を対象としており、MKIグループの技術者として「ゼロからモノ創り」ができる技術者の育成を目的とした研修です。
開発技術研修では、講義形式でシステム開発の技術を「INPUT」します。その後OJTではチームでシステム開発に取り組み、知識を「OUTPUT」します。

3. 研修で最も印象に残った瞬間

下郡:開発技術研修・OJTを受けてみてどうでしたか?印象に残ったことや、大変だったことなんでも教えて下さい!

丹村:最もインパクトが大きかったことは、「2年目社員が講師をしている」ことですね。すごいなと感じました。

下郡:なるほど!私たちが去年研修を受けたときもそう感じたかも。

吉岡:近藤さんはどうでしたか?

近藤:C#の講義が楽しかったです!プログラミングの楽しさや、同期に教えることの大切さを感じることができました。

吉岡:いいですね~。C#やプログラミングが「楽しいかも!」と思ったきっかけは何でしたか?

近藤:きっかけは提出課題ですね。一から自分で作ることが一番楽しかったですし、出来上がったときの達成感も大きかったです。最終課題のテーマがRPGゲーム作成だったので自分でオリジナルの要素を追加して楽しみました(笑)。

丹村:私もやりました。味方のチームメンバーを増やしたり、ゲットしたアイテムを使えるようにしたり!

下郡:自由に楽しんで取り組んでほしいなと思っていたので、2人からそういう言葉を聞けて良かったです!そういうところからプログラミングの楽しさを感じてもらえたのは、講師としてもすごくうれしいですね。

吉岡:そうですね!他にはありますか?

近藤:OJTでは自分たちでスケジュール管理をしていたこともあり、期限に追われている感覚がすごくありました。これでいける!という計画をチームで考えたつもりが、なかなか計画通りいかず色々苦労しました。

下郡:計画を立てるのって難しいよね。私もいまだに苦戦しています(笑)。

吉岡:私も(笑)。まだまだ課題に感じているところですね。

近藤:技術面だと、SpreadJS*で大きく躓きましたね。OJTで初めて使う技術ということもあり、開発したい機能をSpreadJSでどう実現するか悩みました。

*SpreadJSとは?
Excelのような表計算機能をWeb上で利用するために開発されたJavaScriptライブラリ

下郡:どうやってその課題を乗り越えましたか?

近藤:チームメンバー全員で技術調査を行い、調査結果を情報共有することで全員が理解できるように進めていましたね。この結果、自分たちがやりたかったことを実現できました!

吉岡:なるほど!技術を知らないと見積もり、要件定義、設計、製造など多くの作業にも影響が出ますよね。自分が難しいと思った部分をメンバーに共有しながら進めてくれていたのはすごくいいことだなと聞いていて思いました。

下郡:丹村さんはどうですか?OJTを通して苦労したことはありましたか?

丹村:自分で書いたコードがうまく動かなかったことですね。色々な調査をしたり講師の意見を聞いたりしたことで、自分の想定通りに動くものを作ることができました!自分の考えだけではなくて、他の人の意見を聞くことも大事だと感じました。

下郡:他の人に意見を聞いてみると案外すぐに解決することもあるよね。

吉岡:2人にとって多くの学びを得た研修になってよかったです!

4. 受講生から見た2年目講師

下郡:2人から見て下郡・吉岡の教え方や講義の雰囲気、どうでしたか?

丹村:すごく説明が丁寧だなと感じていました!

近藤:うんうん。あとは、対応力がすごいなと感じましたね。

吉岡:なるほど!2人はどういうときにそう感じました?

丹村:どの講義でも重要な箇所は漏らさず説明していた印象です。

近藤:私はOJTで、自分が知りたかった内容を根拠も含めて教えてくれたときにそう感じました。下郡さんが無理難題な質問にもビシっと回答していてかっこいいなって(笑)。自分もそうなりたいです。

下郡:嬉しいです!近藤さんも絶対なれます!

近藤:あと、教え方の話でいうと吉岡さんの英単語の発音がすごくよかったのが印象的でした。同期の中でも楽しみにしている人は多かったですし、ファンがたくさんいました!

吉岡:恥ずかしい(笑)。でも、皆さんの興味を引く講義になっていたのなら嬉しいです。
では、「2年目講師だからこそよかったこと」ってありましたか?

丹村:下郡さん、吉岡さんが1年前に同様の研修を受けていてよかったことや、課題に感じたことを織り交ぜてノウハウを伝えてくれていたことですかね。あとは、年が近いのもあって質問しやすかったです!

吉岡:質問しやすいと思ってくれていたのはすごく嬉しいですね。「ノウハウを伝える」というところで具体的にはどんなことがありました?

丹村:そうですね…例えばスケジュールの立て方だったり、去年実際に実装した機能だったり。OJTを進める上で色々な指標になりました!

下郡:確かに。私も去年のOJTはスケジュールがタイトだったので、同じ思いをさせないように皆さんには余裕もって進めたほうがいいよ、とたくさん言っていた気がします(笑)。

吉岡:2人もぜひ来年の研修では自分の体験談を伝えていってくださいね!

5. 今後に向けて

吉岡:開発技術室に配属されて1か月半が経ちますが、研修で学んだ知識やビジネススキルが現在の業務に活かされたことはありましたか?

近藤:沢山あります!現在、社内システムの開発をしていますが、そこでもSpreadJSを使っています。OJTで深く学習できて本当によかったなと思います。

丹村:確かに!資料を作成するときも、資料の体裁やどの情報が必要とされているかなど、講師に教えてもらった知識をもとに業務に取り組んでいます。

吉岡:おお、早速様々な知識が活かされていますね。嬉しいです!他にもあります?

近藤:あとは、報連相ですね。研修期間から報連相の重要性を指導してもらっていましたが、配属後改めてその大切さを痛感しました…。

丹村:分かります!研修中は報連相が全然足りていなかったことに気付きました。

下郡:なるほど、実業務を通して、研修で学んだ内容の重要性に改めて気付いたこともあったのですね。

吉岡:報連相に関しては、口酸っぱく伝えていましたもんね(笑)。

下郡:私も(笑)。

近藤:なので、今は「気軽に話せる環境づくり」を意識しています。メンバーとの雑談などを通して、話しやすい環境があると、報連相、特に相談もしやすいなと思って。

吉岡:「気軽に話せる環境」いいですね!近藤さんのスキルアップにも繋がりますし、この経験をもとに、よりリアルな報連相の重要性を、来期の新入社員に伝えることができますね。
丹村さんはどうですか?研修を経て今後に活かしていきたいと思うことはありますか?

丹村:私は「効率的な業務」を意識したいです!OJTではシステムを完成させるために、自分のタスクをなるべく早く完了させて、メンバーをサポートすることを心がけていました。今後の業務でも、メンバーのために動けるようにタスク管理をするなど、自分の業務を効率的にこなしていきたいですね。

下郡:すごい、人のために動くことを原動力に、業務の効率化を意識しているのですね。来期の開発技術研修で講師をするうえでとても大切な心構えですね!

吉岡:そうですね、2人にとって仕事へのやりがいにも繋がっていくと嬉しいです!それでは最後に、2人は来期どのような講師になりたいですか?

近藤:私は対応力がある講師になりたいです!講師陣が、絶対的な技術力をもとに新入社員に対して堂々と質問対応している姿がかっこよくて。

丹村:私は、新入社員の心の支えになれるように、話しかけやすさやフレンドリーさを兼ね備えた講師にもなりたいです。同室の先輩のKさんみたいな講師になりたいな。

近藤:私も!目指せKさん!

下郡・吉岡:目指す講師像があるのはとても大切ですね!2人が来期講師をしている姿が楽しみです!

6.おわりに

今回の対談では、新入社員の成長を感じるだけでなく、2年目講師である下郡・吉岡も大きく成長したことに気付くことができました。新入社員だけでなく、私たち講師もこの経験を糧に、さらに成長し続けていきたいと思います。今後の彼らの活躍と、私たち自身の挑戦がとても楽しみです!最後までご覧いただきありがとうございました。

※本記事は、三井情報Webサイトで2024年12月に公開したMKIナレッジ / カルチャーを転載したものです。