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8年後の自分へのHomeWork
私の創りたいbetterな社会
私は25歳の社会人です。
私には8年いやそれ以上かけて取り組みたい大きな夢があります。
それは
『サステナブルな社会を創る』
『ウェルビーイングな社会を創る』
ということです。
なぜ、持続可能性なのか?なぜウェルビーイングなのか?少しお話しできればと思います。
その上で、ここから8年間の私のHomeworkを明示できればと思います。
なぜサステナビリティなのか?
①地球が限界を迎えている
みなさん、この図を一度は見たことはあるのではないでしょうか。
プラネタリー・バウンダリーという概念を指し示した図で、現在の地球という惑星が背負っているリスクを図式化したものです。
つまり、瀧本先生が仰ったような未来ある若者が「社会」をより良い方向に変えていく前に、「地球」が限界を迎えてしまう可能性があることを示しています。
私自身は学生時代には気候変動活動家としてボトムアップ型の啓発活動に携わってきました。
オーストラリアのブリスベンへの留学中には新規炭鉱開発プロジェクトの反対キャンペーンに参加、その後はNGOからの派遣で国連の気候変動会議「COP24」へも参加しました。
しかしながら、学生時代のボトムアップ型の運動で自分自身への宿題として残ったのは
「どうやったらより多くの人が気候変動対策に動いてくれ、資金が集まるのか」
「そもそも資本主義とサステナビリティは両立するのか?」
という問いでした。
資本主義とサステナビリティは両立できるのか?
社会人となりビジネスというセクターに入った私が向き合うことになったのは、上記の問いでした。
答えはシンプルです。
資本主義とサステナビリティは両立していくしかない。
これに尽きると思います。
もちろん、脱資本主義の考え方も否定はしません。
しかし、資本主義というしくみに勝る社会システムを提示できない以上、我々がやるべきことは、資本主義社会をどうサステナブルにしていくのか? ということになります。
私のHomeWork
資本主義社会をサステナブルなものにするためにここからの8年間で私に課されたHomeworkは2つです。
①サステナビリティの達人になる
2015年にSDGs(持続可能な開発目標)が定められて久しいですが、未だビジネスのあり方を根本的に社会にとっても環境にとってもサステナブルなものにできる人材は不足しています。
そこでまずは、私が先達として今後8年で「サステナビリティの達人」を目指します。
今日からサステナビリティの達人目指します!
— 宮川健太郎🍵サステナブル茶人 (@Mken0123) June 7, 2020
・エコ検定
・CSR検定2級
・ESGアナリスト・アソシエイト認定資格
・英国CMI認定サステナビリティプラクティショナー資格
・University of Cambridge Business Sustainability Management
を2022年までに取ります!#サステナビリティの達人への道 https://t.co/CqPzWBqJ8O
ツイートでも述べている通り、2022年までに
・エコ検定
・CSR検定2級
・ESGアナリスト・アソシエイト認定資格
・英国CMI認定サステナビリティプラクティショナー資格
・University of Cambridge Business Sustainability Management
といったサステナビリティに関する資格を取得したいと思います。
しかし、資格はあくまでもツールであります。
私が本当に目指したいことは、
8年後に様々な企業のCSO(Chief Sustainability Officer)として、企業のCSR改革、情報開示ができるようになることです。
②SDGsのその先を見据え、西洋思想と東洋思想の間(はざま)を探る
サステナビリティの目標において非常に重要なのが前述したSDGsです。
SDGsは、
①SDGs = Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称②SDGs = 2030年まで全世界が目指すべき17項目の目標と169のターゲット③SDGs = 「誰一人取り残さない」がコンセプト
④SDGs = 2015年に国連で決まった決議で国際的な影響力が大きい ⑤SDGs = 政府だけでなく、企業も巻き込んだゴール達成プロセスになっている
と理解していただければと思います。
つまり2030年までの世界が目指すべき目標なわけです。
この取り組みは非常にうまくいっており、国連は2030年後の社会を創るアジェンダも2025年以降議論されていくでしょう。
そこでは私が提案したいアイデアが「ウェルビーイング」という考え方です。
予防医学者の石川善樹氏が書かれているように、ウェルビーイングには様々な定義や指標があって然るべきであるものの、その概念自体は「よく生きるとは何か?」という問いに向き合う素晴らしいツールだと思っています。
よく生きるとは何か? わたしたち日本人が古くから抱いてきた考え方のなかには、世界に対して普遍性をもつアイデアが必ず眠っているはずだ。それは日本だけでなく、それぞれの国のなかに秘められているだろう。そのような知見を掘り起こし、ウェルビーイングの再定義をすることがいままさに求められていると考える。
私は2025年以降起こるであろう、SDGsの次のアジェンダに「ウェルビーイング」を入れることを自身の宿題とし、「サステナビリティとウェルビーイングの融合」を図りたいと考えています。
そのために、必要なこととして
「西洋思想」と「東洋思想」の調和
を挙げます。
論理的に、個人主義的に分解するのが得意な西洋思想と、包括的かつ縁起的に間(はざま)をとるのが得意な東洋思想を結びつけた先にこそ、 サステナビリティとウェルビーイングとはなんたるかが見えてくると信じています。
そこで来年以降の具体的なHomeworkとして、来年以降
大学院大学至善館
を受験し、学びを得ることをここに表明します。
この大学院が掲げるコンセプトに惚れ込んだというところがある(この理由で入学を決意したクラスメイトは非常に多い)。この大学院は、既存のMBA教育に対してアンチテーゼを唱え、さまざまな矛盾に向き合うことを軸としている。西洋的なMBAの良いところは押さえつつ、それを東洋思想や哲学を中心としたリベラルアーツと融合するという挑戦。また、「テクノロジーの進展VS人間性の担保」、「Business VS Society」などといった様々なAntinomu(二律背反)に向き合う答えのない旅路。
Bon Voyage
①サステナビリティの達人になる
②SDGsのその先を見据え、西洋思想と東洋思想の間(はざま)を探る
この2つの自分に課したHomeworkを行うことで、自分の人生という航海、そして「地球という惑星をよりbetterな方向へ」近づけさせることができるかなと思っております。
『Bon Voyage』
僕はこの言葉を本当の意味で使ったことがあります。
(船長ではなかったですが、、、)
これはフランス語で「よき航海をゆけ」という意味で、見送りの際なんかに交わされるんですけど、もともとは船長同士の挨拶になります。
自分の船を持っている船長っていうのは、リスクを自ら取っている人で、意思決定者なんです。航海において意思決定をする立場にない船員は、「ボン・ヴォヤージュ」って挨拶は、しないんですね。
で、航海中に船がすれ違って船長同士で挨拶をするときは、「あっ、あの船は、あちこちネズミに食われてるなー」とか、「そっちへ行くと嵐になるんじゃない?」とかって、お互いに思っていても、そういうことは絶対に言わないんですよ。
「俺たちはお互いに自分の判断でリスクを取っている」ということに対する敬意があるから、余計なことは言わずに、ただ「よき航海を」なんです。
そういう、自立した人間たちの挨拶だってことを覚えておいてほしくてですね、
内閣府主催の国際交流事業「世界青年の船」に乗った際に、港の岸壁から出発するにっぽん丸に向かって家族が叫んだ「Bon Voyage」という言葉。
お互いの無事を祈り覚悟を込めたその言葉が、僕も大好きです。
この文章を読んでくださったあなたに、瀧本先生に敬意を評し、
BON VOYAGE
2019年2月25日 にっぽん丸にて撮影