書き続けられるように、方針転換してみます。
米国在住スミさんが、東京の友人コイさんと、毎週Facetimeで色んな話題をトークします(第33回)。
(…Facetimeの呼び出し音)
ーもしもし。
こんにちはー。
ースミさん、なんだかだらついてるね。
そうなんですよ。最近、勉強にも読書にも身が入らなくて。
ずーっとステイホームで人と会わないと、外的刺激があまりに無さ過ぎて、自分から何か発展しようという気が起きなくなってしまった。
ーあー、俺もそうだよ。笑
コイさんもですか?
ーこの時間があるときに自分の考えやこれまでのプロジェクトの経緯をまとめておこうと思っても、最初の二、三行でもう嫌になっちゃう。
かといって、新しいプロジェクトに本腰入れるっていう気合もない。
いやー、わかります。
ー今やっていることをとりあえず淡々とまわす、みたいになっちゃう。
人と会って話をしないと、自分の中で義憤を生み出すのは大変だよね。結局、何かをするモチベーションもなくなる。
コイさんとの会話を書き溜めているnoteも、ここのところちゃんと書けてないですよ。
3,000文字の文章にまとめる気力もないし、最近そんな大した話してないかなっていうのもある。笑
ーなんと。
あれだね、こう「会話形式」でまとめる物珍しさが、一年もすると消えてくるのかもね。
そうかもしれません。
ー題材自体は、決して大層なものじゃなくても書けるじゃない。
そうそう。
最初の方は「本を読むほどに話がつまらなくなる」とか「いくつになっても褒められたい」みたいな本当ちょっとした話でも書けてたんですけど。
ーそう思うと、エッセイストとか随筆家とか文筆家はすごいよねえ。
「檸檬をその辺に置いてみたらこうだった」みたいなことも話にできちゃうんだから。笑
確かに。
ー粘り強さ、だよね。最後までやり切る力、というか。
それがある人は本当に偉い。
最近思うんですけど、漫画家っていう職業あるじゃないですか。
素晴らしい職業なんですけど、どうしてもこう、子供のときに「漫画家になりたい」って言うと、なんとなく敬遠されてしまいがちというか。
ーそうだね。
でも、一作品にしあげる根気強さってすごいですよね。
これって、いわゆる名作とか大作書く、有名な漫画家に限った話じゃなくって。
ーほう。
少女漫画で、ストーリーも絵も「まあ、悪くないけどよくあるな」みたいな作品って山ほどあるじゃないですか。
きっと作者さん自身、書きながら自分で「あ~~~」って感じたりもすると思うんですよ。
ー確かにねえ。
でも、いろんな至らない点を自覚しつつ、妥協しつつも、最後まで到達するっていうのは、すごいことですよ。
ー決して読者からいいフィードバックがたくさんくるわけでもなし。
そういう意味で、漫画家ってすごい職業だなあと、大人になった今ならわかる。
ー周りがどうこう、っていうより、自分が本当に書きたいんだろうねえ。
そこまで好きなことがある人は強いよね。
そういう意味で、私も今までの形式にこだわらず、書き続けられるように書いて行こうかな、と。
ーほう。
今までは、3,000字くらいで3つの柱で、しかも全体関連して一話になるように、みたいなのを一応意識して書いてたんでうけど。
これからは、それにこだわらずゆるっと続けたいと思います。
ーいいじゃない。
実際、会話したことの内容なんて3か月も経ったら忘れるんだから、書き残す取組って面白いと思いますよ。
ありがとうございます。
ー俺は、今日は本屋さんでジャケ買いした本を、閉店までゆるゆると読もうかな。
いいですね。
カリフォルニアはサマータイム始まって夜ももう遅いんで、ではこれにて。
ーおー。ではでは。
(Facetime終了)