1月8と軍人
今朝ブラジルCNNが、今年の1月8日に首都ブラジリアで起きた連邦政府機関襲撃事件の際、大統領執務室長ゴンサルべス ジアス将軍が、国会議事堂に押し入る襲撃者に飲料水を手渡すなどの映像を流した。
それを受けて、保守側議員が中心となり、同国国会はジアス将軍の国会証言を午後に設定したが、開催15分前に体調不調を訴える医師の診断書をもって欠席が確認され、それに続き、辞職が発表された。
昨日4月18日は本事件追及を目的とした 保守側の議員らの提案に基づく調査委員会開催開会のための上院議員長による声明朗読が行われる予定であったが、来週26日(水)に延期された翌日の出来事。
一方、1月8日翌日に約1500名にのぼる国民が逮捕され、大部分が仮釈放はされたもの、GPS装置の装着などを強いられ、未だ300名近くが起訴さえされずに拘置され続ける中、今週、最高裁による裁判がようやく開始となったものの、起訴状は個別容疑基づくものではなく、一律同内容で、
毎100名の「容疑者」から成る「ロット」ごとに結審となる。また、対象が一般人であることからも一審は地方裁判所で行われるべきであるが、最高裁により執行されている。
尚、ジアス将軍は過去に8年間、ダシルバ大統領の個人護衛を務めた人物でもある。
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