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えのきたけ


えのきたけとは


えのきたけは本来、エノキやコナラなどの広葉樹の根元に生えるきのこで、野生のものは 褐色でカサが大きく、柄も短めです。店頭で見かけるえのきたけは、ひょろりと細⻑く乳 白色をしていますが、これは菌床栽培されたものになります。最近は、野生種を掛け合わ せた茶色いえのきたけも売られています。 栄養成分で大きな差はありませんが、茶色のえのきは軸が太いことからよりシャキシャキ した食感を楽しめます。
 

えのきたけの選び方

全体がきれいな乳白色で張りがあり、カサが小さめで開いていないものが良いと言われて います。変色していたりしおれているもの、べとつきがあるものは鮮度が落ちているので スーパー等行った際はよく見てみましょう。 

保存方法


〈すぐ食べる場合〉
・袋のまま冷蔵庫の野菜室に立てるように保存する。
〈冷蔵保存する場合〉
・根元の石づきの部分を切り落とさずにキッチンペーパーで包んでポリ袋などに入れ野菜 室で保存する。湿気を帯びる場合があるのでこまめに変えることをおすすめ。
〈冷凍保存する場合〉  
・根元の石づきを切り落として手でほぐし、冷凍用保存袋に平たく並べて保存する。 調理の際は、解凍せず凍ったまま使う。冷凍保存するときのこの成分が壊れ旨味が増すと 言われています!

えのきたけの食品成分表


100 g あたり
カロリー 22kcal、脂質 0.2 g、飽和脂肪酸 0 g、ナトリウム 2 mg、カリウム 340 mg 炭水化物 8 g、 水溶性食物繊維 0.4 g、 不溶性食物繊維 3.5 g、タンパク質 2.7 g ビタミンC1 mg、カルシウム0 mg、鉄1.1 mg、ビタミンD0.9 μg、ビタミンB60.1 mg、 マグネシウム15 mg


えのきたけの栄養成分

えのきたけに含まれる栄養成分は、主にビタミンやミネラル、食物繊維があります。 どれも健康的な体を作る上で欠かせない栄養成分です。
〈エネルギー作りを助けるビタミンB1〉
えのきたけには100gあたり0.24mgのビタミンB1が含まれ、きのこの中ではトップクラス です。ビタミンB1は糖質からエネルギーを作り出す時に必要な栄養成分で、疲労回復効 果があると言われています。

〈三大栄養素の代謝に関わるナイアシン〉
えのきたけには100gあたり6.8mgのナイアシンが含まれており、これは成人の1日における必 要量の半分以上になります。ナイアシンは三大栄養素である糖質、脂質、たんぱく質の代謝や エネルギーを作り出す際など、体の様々な反応に関わっていると言われています。ナイアシン は水に溶けやすい性質がある一方、熱には強いため食べる時は蒸したり汁ごと食べるような調 理をすると、無駄なく摂ることができるのでおすすめです。
〈腸内環境を整える食物繊維〉
えのきたけには100gあたり3.9gの食物繊維が含まれ、約9割が不溶性食物繊維です。食物繊維 には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、不溶性食物繊維は水を含むと膨らんで腸を刺激 し便通を促す効果があると言われています。食事量を減らすと便の量が減ってしまい便秘にな りがちなので、ダイエット中の方は特に意識して摂りたい栄養成分のひとつです。
〈貧血予防の鉄〉
えのきたけには100gあたり1.1gの鉄が含まれおり、他のきのこに比べ多いと言われていま す。日本人は鉄分摂取量が足りていないと言われているので積極的に摂りたい食品です。


えのきたけの薬膳効能

えのきたけは寒性で主に体の熱を取り除きます。 1余分な熱をとる 2脾胃の機能を高め、気を補う 3便通を良くする


簡単レシピ

「えのきとニラとハンダマのナムル」
※ハンダマの代わりにほうれん草や小松菜でも可
〈材料〉(3〜4人分)
・えのき1袋
・ニラ1/2束
・ハンダマ50g
・ごま油大さじ1
・醤油大さじ1
・にんにくチューブ2cm
・生姜チューブ2cm
〈作り方〉
1えのきは石づきを取り、3等分の⻑さに切る
2ニラは2cm幅に切る
3沸騰したお湯に12を入れ30秒ほど茹でザルにあげ水気を切る 4ハンダマは、サッと別茹でしざく切りする 5調味料を合わせたボウルに34を混ぜ合わせ完成
〈栄養価計算〉
1人あたり エネルギー48kcal、たんぱく質1.7g、脂質3.2g、炭水化物3.9g(食物繊維2.1g、糖質1.8g)、食 塩相当量0.5g


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