みなみじゅん 楽器研究会レポート
おはこんばんにちは!
最近、【Twitter】が【X】に変わりましたが、未だにツイートって言っちゃう系のテノールホルン・ドイツ式バリトン奏者の眞壁です。
早速ですが、7月末に研究会をしてきましたので、レポートしていきます。
ちょっとした事情で他の方の研究会とは違う形になってまして、今までの方は依頼して研究会してから作曲して頂くという形だったんですが、今回はチューバ型のドイツ式バリトンの経験者かつ、作曲し終わってからの研究会となっております。
そんな違いも感じながら見て頂けると面白いかも知れません。
そんな訳で今回ご依頼しましたのは「みなみ じゅん」さんです。
最初お会いした時、とある打ち上げで「スウェアリンジェンはもっと大切にされるべきだ!」と意気投合したのが始まりです(笑)
みなみさんは音楽作家として活動されている傍ら、サクッと多重録音を楽しまれており、そのクオリティがすげぇなって思いました。
皆さんもぜひ見てみてください。
さて、本題にいきましょう。
新宿の某スタジオで研究会を開催しました!
いつも通り、まずは触れてもらいます。
卵型を触るのは初めてでやっぱりドキドキするみたいで、その様子を見るのが毎回楽しいなぁと思っています。
みなみさんは普段トロンボーンなどを吹かれていますので、慣れるまでの時間は早めでした。
が、ご本人も言っているようにマウスピースの感覚を掴むのに時間が掛かったようなので、これから日本においてマウスピースの選択の幅が広がる事を願うところですね。
ただ、楽器の特徴をよく捉えて頂いて、ありがとうございます!うちの子たちを!!という気持ちです(笑)
吹き比べると分かって頂けるのですが、同じ形をした楽器ではあるものの、全くの別物なんですよ、こいつら…!
そこは驚きポイントなので、私のお楽しみポイントでもあります(笑)
テノールホルンを吹く際には持参されたマウスピースを使われていましたが、私が吹くのとはまた違う味が出ていたのも良かったですね。
ふと気付いた事ですが、今後はこの楽器たちがドキドキする事なく普通の楽器として扱われるように布教活動は続けていかないといけないなと思いました。
さて、楽器をサワサワして頂いたところで、実際にアンサンブルをしていきます。
いつものドイツ民謡曲集です。
以前も言いましたが、この曲集はフリューゲルホルンの楽譜なのでト音 in B♭で書かれています。
苦手な人もいますが関係なく吹かせます。(笑)
私も最初は苦手でしたが、バリトンの楽譜はそうですからね、これからやる人はぜひ読めるようになっておいてください!
とは言え、慣れない楽器で曲をひたすら吹かせるのは我ながら酷だなと思いますが、マイナー楽器を知ってもらう為には致し方ない犠牲だな…と遠い目をしながら、毎回お願いしています。
この時には依頼通りに曲が出来上がっていたので、お互いにコンセプトなどの共通認識を確認し合いながらアンサンブルを堪能しました。
野望で集まっている楽曲も見て貰い、そちらもパッと通してみました。
みなみさん独自の解釈から「ハッ」とする事もあり、勉強になったなぁ。
みなみさんから「どれもいいですねぇ。」なんて言われて、自分の子どもが褒められた親ぐらいデヘデヘしちゃいました(笑)
そんな訳で2時間ほどの研究会を終え、いつもの如く(?)呑みに行きました。
結構ガツガツ吹いていたのと、この日はとても暑かったのでビールが沁みましたね…!
確か話した内容は主に「スウェアリンジェンの生き様」についてだったかな?(嘘、それにまだ存命してるわ!)
目指している音楽の理想の同士だと(私は)思っているので、とても楽しい時間でした!
今回、みなみさんには2曲作って頂きました。
「グレードの易しいものと難しいもの」と依頼して、できたものがこちら。
『Lieber James.』(親愛なるジェームス)
『ein Gedicht.』(詩)
の2曲になりまして、『Lieber James.』に関しては、Xにて試聴動画を挙げさせて頂いてますので、こちらからぜひお聴きください。
『ein Gedicht.』については、私の好みを全力で突いてきている良い曲なので追々披露できる機会があるといいなと思っています。
この曲に関しては、私の多重録音ではなく、アンサンブルした方が絶対に良い曲なので、今しばらくお待ちを!
そんな訳で研究会レポートでした!
ちょこちょこXではつぶやいて、作曲コンクールを匂わせたりしていますが、やるのは間違いないです!
ただ準備に時間が掛かるのは想像できる事かと思いますので、首を長くして定期的に洗って待ってて下さい(笑)
そして、次の研究会の犠牲者は誰だ!?
期待と困惑を抱えて待っててくれ!!!!
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