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こうして私は、オタクになった


残暑、厳しいですね………



はじめまして。

アラサーふくよか独り身女、めかぶと申します。(ふくよかって、便利!)


数日前まで好きなことを仕事にしてHappy!でしたが、コロナのせいで無職になりました!

それを機に、ずっと気になってたnoteを書き始めてみる事にしました。お付き合い頂けますと幸いです。



わたしは、アニメや声優が好きな、いわゆるオタクです。


今日は、そんな私のオタクになった経緯を書いてみます。


それは今から十数年前。中学2年の春休みに部活動の希望する部員で行った、人生初ディズニーシー日帰り旅行の帰りのバスで、後ろの席に座っていた後輩3人に声をかけられたことから始まります。


私の生まれ育った地区は、他の小学校が合流せずにそのまま中学に上がります。

彼女たちとも小学生の頃から同じ部活動に入っていて割と仲が良く、お互いの性格もあって中学生になってからもタメ口で喋るような関係性でした。

私はバスの通路席にいて、隣で友人が寝てしまい、暇でぼーっとしていました。

すると突然、後ろから声をかけられました。


「ねーねー○○先輩ー。アニメとか、観る?」


私の中でのアニメと言えば、年の離れた妹がいたので子供向けな番組ばかりだったので、その旨を伝えると、


「『鋼の錬金術師』っていう面白いアニメがあるんだけど、全話録画したVHS貸すから、観て?」


え、いや、え???観て????観る?じゃなくて??

と思いつつも、せっかく勧めてくれたし…と借りることにしました。ちょろいな自分。


これが、私とハガレンの出会いでした。


※最初のアニメ化の方のハガレンです。ちなみに、私は後のアニメ化の方も大好き派です。



ディズニーシーの2日後、春休み中の部活後に後輩から呼び出され、VHSを5.6本笑顔で渡されました。

「先輩、とりあえず春休み中にこれ全部観てね」



3倍モードで録画されたそのVHSたちを、真面目な私は春休み中毎日夜更かしして全話観終えました。


そして、どハマりしました。



まずは、絵。バトルシーンに加え、流血や生死に関わるような描写に圧倒されました。キャラや背景の描かれ方も子供向けの柔らかな感じではなく、強さがあり、とにかくそういったアニメにあまり触れてこなかった自分にとっては、すごく。すごかったです(語彙力)


そして、音楽。家庭環境などの影響で音楽自体は好きでしたが、聴くのはクラシックかJ-POPかジブリか子供向けか、くらいでした。

ハガレンでは、ほのぼのしたシーン・ギャグシーン・シリアスなシーン・戦うシーン……それぞれに壮大な曲オーケストレーションのがかかり、曲によっては印象的な歌まで入っていて、観ていくうちに聴くだけでのめり込めてしまう。自分の音楽の価値観が大きく広がりました。

そして、OP/EDロールの存在を初めてここで認識しました。たくさんのスタッフさんがいる中で、OPロールに名前の載っていた、「大島ミチル」さんの名前がキラキラして見えるようになりました。

※大島ミチルさんは、アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」「赤髪の白雪姫」や、大河ドラマ「天地人」、連続テレビ小説「あすか」「純情きらり」など手掛けられてます。最近だと「Deemo」にも提供されてます。


そして、EDロールで私の目に、声優の皆様の名前が飛び込むようになりました。

おはスタを観ていたので、山寺宏一さんが声優をなさっていることは知っていましたし、声優さんという職業の認識はありました。

ですが、「このキャラクターは誰が声をあてている」ということを考えたことはほとんどありませんでした。ドラえもんとサトシくらいでした。


たくさんのキャラクターひとりひとりに声優さんが声をあてていて、それぞれ違う声であり、場合によっては他の役も演じられていることを改めて知ることとなりました。

当時ハガレンは文化放送でラジオ番組があり、そのDJCDも既に売られていました。また、キャラソンCDも売られていましたし、原作が連載されていたガンガンには定期的に付録や全サでドラマCDがあったと記憶しています。


声優さんって、アニメで声をあてるだけじゃなくて、こんなに面白い事をラジオで話したり、キャラクターで歌ったり、声だけで物語を紡いだりするんだ………すごい…………

と、気づけば私は声優さんに心を奪われていました。

ハガレンのグッズやCDを購入するために、お小遣いを貯め、普段乗らない電車に乗り、後輩たちに連れられてアニメイトデビューもしっかり果たしました。

そして、ハガレンを知ったことで声優やアニメへの関心がより高まり、その後沢山のアニメを観ることとなりました。

携帯電話を持っておらず、自宅にPCもない中で、毎朝新聞を読む母からテレビ欄のみ奪い、アニメを片っ端から録画して観るうちに、いつしか声を聴けば誰かが分かるようになりました。

声優さん名義のCDや声優雑誌も買うようになり、声優さん名義のラジオを有料会員登録して聴き、バラエティDVDにも手を出し、

まんまとわたしは声優オタクになっていきました。


と同時に、後輩たちはBLにも私を引きずり込みもうとしました。

後輩たちは二次創作が好きで、ハガレンのキャラクターもののアンソロジーやR指定のない薄い本をよく買っていました。

私は、最初は未知のジャンルに抵抗したものの、まんまと読まされることとなりました。

が、現在あまり興味はありません。抵抗もありませんが必要性を感じないため読むことも無くなりました。


後輩たちは、同じ道へ連れ込みたかったようですが、私は最終的に彼女たちとは違う、声優沼の方へ浸かりに行きました。

このことに関して、後輩たちから

「まさか声優好きになるなんて、そんな予定じゃなかった」

と言われました。知らんがな。


結果、その後無事に「推し」ができ、高校卒業後に上京し、推しの出演するイベントへ参加するようになりました。

推し、何人かいるのですが、身バレと同担拒否により、語りません。笑



ディズニーシーの帰りのバスで、後輩たちの会話に入らなければ、きっと、人生は全く別なものになっていたと思います。


素敵なジャンルへ、導いてくれて本当にありがとう。



あなたのオタクになったきっかけは、なんですか?

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