SUSONO 1月 笑う
1月のSUSONOイベント、山田ルイ53世さんと佐々木俊尚さんの対談、テーマは笑う。
トークイベントは何か学びを得ようという気持ちで聞いていることが多いけど、今回はひたすら楽しかった。たくさん笑った。
山田さんが芸人になるまでや芸人として生きていく技術のお話は、別世界のことなのに、とても親近感があった。自分に重ね合わせて考えられることがこんなに多いとは思わなかった。
印象的だったお話をいくつか書いておく。
芸人になりたくてなったというより、これしかなくて芸人になったこと。
私も消去法に近い理由で今の仕事をしている部分がある。芸人という憧れてなる人が多い職業でもそういう人がいることが意外だった。小さなことでも、あっ同じなんだと思えることはうれしい。
中学生でひきこもりになり、大検を受けて大学に入ったが、中退して芸人を目指したこと。
私も成績優秀だったら、大検を受けたいと高校のときに思っていた。高校に入って卒業するほうが私には簡単だったので、そちらを選んだ。今、大検という名称ではなくなったこともあり、同世代としての親近感があった。
売れていたときに、テレビ収録後にスタッフと飲みに行かなかったのは、自分はそんなに面白い人間ではないと思っていたからだということ。
仕事外でスタッフとの関係をつくることがテレビに出続けるために必要なのかもとのことだったが、これは一般の会社員でも当てはまることだと思う。個人的には、そこを重視されるのはあまり好まないのだけど。
トップを走り続けている人がどうしてトップでいられるかの話より、たくさん挫折したけれど生きているよという話のほうが私は聞きたい。山田さんのお話は明らかに後者で、安心感や親近感をたくさんいただいた。
企業パーティーの仕事ではその企業のことを詳しく調べるとお話しされていたけれど、実はSUSONOのことも調べて下さっていたのかな。そうだとしたら、調べたことを大きくアピールすることなかったことに、プロの技を感じる。
本も読んでみたいし、またどこかでトークも聞いてみたい。
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