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【勉強】クープマンモデルその②
こんにちは!
前田です。
今日も、私がいま一番興味があるテーマについて、まず私が学び(インプット)、引用し(シェア)、そのことについてコメントする(アウトプット)」という順番で記事を書くことで、私自身も、そしてこの記事を読んでくださっている方にとっても、学びや気づきにつなげていこうと思います。
今日のテーマは、「ランチェスター戦略」を学ぶ中で登場した「クープマンモデル」です。
私自身も書籍などを読んで勉強していますが、ここでは、参考になりそうなwebサイトを参考文献としながら、数回に分けて学んでいこうと思います。
(参考文献)
↓↓
2.市場シェアの目標値
1962年、故田岡先生は社会統計学者の斧田大公望先生と、クープマンモデルを解析して73.9%、41.7%、26.1%の市場シェア3大目標値を導き出しました(田岡・斧田シェア理論)。
後に故田岡先生は3大目標値の組合せから、19.3%、10.9%、6.8%、2.8%の4つを導き出し、市場シェア7つのシンボル目標数値を体系づけました。
これらは実務上キリのよい75%、40%、25%、などと覚えてもらっても差し支えありません。
現在のシェアの競争上の位置づけと、市場に対する影響力などの現状分析と、短期・中期・長期のシェアアップ目標を策定する際の基準値です。
昨日は、クープマンモデルが生まれた背景や成り立ちと、その重要性について学びました。
ランチェスター法則に、時間経過や状況変化など複雑な要素からの影響も盛り込んで、人間に扱える道具(すなわちモデル)にしたものが、クープマンモデルです。
その中では、次のようにまず語られていました。
クープマンらは戦争力を敵軍と直接交戦する戦術力と、敵の生産・補給拠点を攻撃する戦略力とに区別して捉えます。
クープマンモデルは戦略力2、戦術力1の資源配分が最大の成果をあげることを導きます。
「戦略2:戦術1の原則」といいます。戦術よりも戦略がより重要だということです。
戦術よりも戦略が大事、ということはよくビジネスの場などで耳にしていますが、もしかするとその出自は、クープマンモデルにあったのかもしれませんね。
その重要さは、戦術力を1としたとき、倍の戦略力2とまで言われています。
私も精密機器メーカーで、生産技術系の研究開発をしていたので、肌感で理解できる気がします。
生産装置1台ごとのスペックももちろん重要ですが、総合的に考えた時には、装置の運用方法、メンテナンス、オペレーション、ロジスティック、耐久性、、、、、などなど、多くのことを一緒に考えて設計をする必要がありました。
曲解かもしれませんが、装置のスペックで勝負することが戦術、生産体制や運用まで含めた部分を戦略と呼ぶことも、できるかもしれませんね。
では、その戦略と市場シェアを結びつけるにはどうしたらいいのか?
次回から、市場シェアの目標値について、深く掘り下げて学んでいきます。